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卒業設計2011中間発表会
Diploma2011 中間発表
B4の丸山璃莉です。無事(?)、中間発表を終えたので経過を報告させて頂きます! 「働く場所」 「働く場所」としてオフィスという場所は発展を遂げてきた。その結果、都心の高層のオフィス群などでは経済至上主義によってフラットな床が積まれ、変容性の高い均質化したオフィス空間が展開されてきた。さらに、今や情報化社会によってパソコン1つでどこでも仕事が出来るようになり、ある意味都市その ものがオフィスのような空間になりつつもある。「働く場所」の場所性や空間性というものは失われていってしまうのだろうか。 町工場の町「大田区」 一方で、大田区には町工場という「働く場所」がたくさんある。工場数4,362、従業員人数35,741人と共に東京都の市区町村中1位を誇り、そのうちの80%が従業員1人〜9人の小規模な工場である。驚くべきことは、その小さな工場たちがロケットの金属部品などをつくる世界的...
Diploma2011 中間発表
B4の新谷です。中間発表までの途中経過です。 東京の公園は近世をまだ引きずっており、閉鎖的である。公園と都市の間の際は強く残り、街から公園内の様子は覗けなくなっている。上野公園もまた、寛永寺の境内、博覧会の跡を経て現在の形になり、都市との関係は稀薄である。特に上野公園内に有る不忍池はその大きさとは裏腹に都市からも公園からも取り残されている。 ここに、景観資源である不忍池の価値を再確認し、上野公園と上野の街の間に新しい流れをつくる建築を建てたいと思った。 街から買い物に来た人には商業を、上野公園の美術館などが目当ての人には文学館をとっかかりとして不忍池へと人を誘発する。 今後、 ○プログラムの商業を、引きつける対象をもっと明確にして設定する。 ○公園から来る人の運動路に対応させる ○文学館によってどのように過去の風景に近づけさせるか を考えつつ図面・模型をつくっていきたいです、、、他にも問...
Diploma2011 中間発表
B4川原です。遅くなりましたが卒業設計の中間報告です。 音を楽しむ場所 どこにいても世界中の音楽が聴ける現代 それでもなぜ我々はホールへ足を運ぶのか 集う 場所であったコンサートホールは 観る 場所へと変化した しかし、コンサートホールは音の良し悪しばかりが追及されていった 音を楽しむはずのコンサートホールは音が良ければただの箱を置くだけでよいのか ホールで行われるコンサートには観客と奏者の一体感が生み出す特別な高揚感があるはずだ 観客は他人同士にも関わらずコンサートの間はそのコンサートをつくりあげている大事なメンバーの一人なのである こうした観る、観られるといった関係に着目し、頑なに踏襲され続け響きだけが追及されてきたシューボックス型やアリーナ型といった形式を飛び越え、現代のコンサートホールのあり方を提案したい 市民のための音楽文...
建築ファサードから受ける心理的影響の研究-表参道における商業建築を対象として-
「空間体験の遷移点」を用いた建築設計手法の提案
研究背景 −空間体験の風景化− 近代産業は、人間性や自然を排除することで大量生産が可能になり、その波にのって建築もますます都市化され均質化し、人間性を欠いた画一的な空間が加速度的に増えていく状況にあるように感じる。それを否定するわけにではないが、そういう時代にどの様にして、人間性を回復して、建築の中に感覚的な部分を呼び戻すことができるかということを考えることは重要であると思う。 それには様々な方法があると思うが、イマジネーションが沸くということもまた建築の中の人間性を呼び戻すことに繋がるのではないだろうか。 建築の体験を風景化し、後には空間体験が印象的に残る建築というものを追い求める意義は大きいと考える。 動機 −シークエンシャルの遷移点− シークエンシャルな空間体験は、連続的に様々なシーンを体験することができる。この連続的...
新宿区大久保地域における多文化混在の分布状況とその秩序に関する研究
B4山口陽平です。 前期は新宿区大久保地域における多文化混在の分布状況とその秩序に関する研究を行いました。 他文化都市と呼ばれカオスと形容される大久保の深層に潜む秩序を記述する試みです。 発表での指摘を受けましてタイトルの変更とまとめに分布図を追加しました。 以下概要です。 背景 新宿区は外国人登録者数が最も多い地域であり、なかでも百人町、新大久保地域は外国人居住者、特に韓国、中国、フィリピン、タイなどアジア系の居住者が多いことが知られ、マルチエスニックタウンとも呼ばれている。 このようにいくつかの異なる文化を持つ人種が共生する都市を多文化都市と定義する。 単一の文化がある地域で発展するケースは、横浜・長崎やサンフランシスコの中華街、大阪市生野区やロサンゼルスのコリアタウンなど、世界各地に存在するが、大久保地域のように同一地域内に異なる文化を背景とする店舗が混在するケースはきわめて稀である...
デジタルファブリケーションを用いた設計手法の研究−間伐材を用いたシェルターをケーススタディとして−
B4の飯田です。 前期は、間伐材を用いたシェルターをケーススタディとして、デジタルファブリケーションを用いた設計手法の研究をし、その成果物を「住空間ecoデザインコンペティション」に提出するということを行いました。 以下まとめです。 1 序 1.1 研究背景 近年のコンピューター技術の発展により今まで実現不可能とされてきた複雑な形態が生成されるようになった。また、レーザーカッターやCNCマシン、3Dプリンタを利用してデジタルデータを木材、アクリルなどから切り出し成形する技術(デジタルファブリケーション)が身近になったことにより、簡単に3次元のデータとして出力することが可能となった。これまでコンピューター上で生成された形態の多くはCGどまりであったが、デジタルファブリケーションの技術により、構想から物質化までの一連のプロセスを統合的に扱うことが可能となった。 1.2 研究目的 本研究では、コ...