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ミクロな店舗群による商業地の形成過程に関する研究-中目黒・代官山・原宿をケーススタディとして-

ミクロな店舗群による商業地の形成過程に関する研究-中目黒・代官山・原宿をケーススタディとして-

修士2年の増井裕太です。2014年08月23日時点での修士論文の中間報告を掲載します。 0.序章 0-1.研究の背景 東京の中で、かつては木造の戸建て住宅やアパートが建ち並んでいた簡素な住宅地であったが、バブル崩壊以降(1990年以降)に商業化しているエリアが見られる。それらのエリアは、大規模再開発により小さな敷地を集めて大きな敷地として新たに開発するのではなく、敷地の大きさは変わらずに小さな(ミクロ)な店舗により商業地が形成されることで、都市の更新が成されている。本エリアを実際に歩いてみると、建物のビルディングタイプは変えずに用途を変更して、店舗として利用している事例が多く見られることから、店舗の発生には周囲の大規模再開発や店舗の開業などから何らかの影響を受けているのではないか。 0-2.研究の目的 大規模再開発とは異なるミクロな店舗により商業地が形成されていく過程(プロセス)を追うこと...

ルイス・バラガンの空間構成手法に関する研究-奥行性を持つ絵画的空間の集合体としての建築-

ルイス・バラガンの空間構成手法に関する研究-奥行性を持つ絵画的空間の集合体としての建築-

はじめに ◇研究の背景 ⅰ)バラガンの建築は「光」や「色彩」について印象論的に語られることが多く、その空間構成を理論的に分析記述している著書・論文等がほとんどない. ⅱ)バラガンの空間のイメージからは、1枚の抽象絵画を見ているような印象を受ける。このような空間の特徴に着目することがバラガンを理解する上で不可欠である. ⅲ)その背景として、バラガンはスケッチによる設計を行っていたこと、非常に「写真」に拘っていたこと、様々な画家に芸術面の影響を受けていたということが挙げられる. ◇研究の目的 ⅰ)三次元である空間に、絵画的なシーンを構築していたとして、バラガンの建築を絵画的空間の集合体と再解釈すること. ⅱ)絵画的空間とはどのような特徴を持った絵画であり、どのような方法論により構築されたのかということを明らかにすること.       二次元的なイメージ ◇バラガンのスケッチ ⅰ)バラガンは正式...

多様な集団規模の共存と異世代交流に配慮した子ども施設の研究 ―杉並区西荻窪における複合型認定こども園の設計―

多様な集団規模の共存と異世代交流に配慮した子ども施設の研究 ―杉並区西荻窪における複合型認定こども園の設計―

背景と目的 近年、都市部では多くの待機児童の存在が問題となっており、需要の増加にともない子ども施設注)数は増加している。設置場所は従来一般的であった住宅街のなかだけでなく、駅の近くや商業施設にも認証保育所のような子ども施設ができるようになった。これにより、保護者に対しての利便性が向上した。駅の近くだけでなく、住宅街に建つ子ども施設においても他の施設と複合しているものが多く見られるようになった。 また、福祉や教育系の施設を併設した複合型子ども施設では、相互の施設利用や異年齢交流の機会を持つことができる。さらに、保育時間の延長や一時保育などのサービスを行う施設が出現し、保護者の様々なニーズに対応することもできるようになった。今後、拡充される動きにある認定こども園では、地域における子育て支援を行う機能を満たすことが施設の認定条件となっており、サービスを介して施設の一部を地域へ開放する流れにある...

日々の焦点と幸せ-街をうつす駅前空間-

日々の焦点と幸せ-街をうつす駅前空間-

0 はじめに 建築というのは、コミュニケーションの媒介であると考えている。建築空間によって、場の性質が決定されると同時に人々の行動は誘発され人はコミュニケーションをとる。例えば、小学校では子供の身体や他の人とのコミュニケーションを図り、教会では神あるいは自分自身という精神的な面とのコミュニケーションを図るために建築空間が作られる。本設計において、日々の幸せを感じるために街と身体とのコミュニケーションを図り、その為に生活を比較可能にすることを目的とする。 1 設計の背景 背景として敷地に対する背景と個人的な関心である「幸福」に対する問題意識を大きな二つの背景とする。 1-1 行幸通りに関して 敷地に設定した行幸通り及びその地下通路は東京駅中央口の西方向に位置する。東京駅は新幹線の起点となっているため東京の玄関口となり、利用者を最も特定しない機関である。また、東京駅周辺の丸の内はオフィス街...

熱川温泉発電所〜洞窟空間による熱川の活性化〜

熱川温泉発電所〜洞窟空間による熱川の活性化〜

計画の動機  熱川温泉は1980年代のバブル期に急激に開発が進められ、バブル崩壊とともに観光客が減少してきた。現在では廃墟となった建物は取り壊されず残り、利用されている建物は仕上げ材が剥がれているなどの街並み全体の衰退が表面化している。  本卒業設計では衰退した熱川温泉の景観や資源に着目し、熱川温泉を再び活性化させることを趣旨と位置づける。   プログラムについて 温泉の熱源を利用し、発電する温泉発電所を計画する。熱川温泉は観光客の減少により、湧き出た100℃の温泉を利用しきれず川に流している。その捨てている温泉の熱源を電力として還元する計画とする。最も眺めの良い斜面に温泉施設は配置され、集客を主とした計画となっている。   デザインについて 温泉施設、発電所を地下に埋め、地上を公園広場として開放する。熱川のシンボルである温泉やぐらを地上に配置し、風景とする。地中の空間はエントランスか...

自然光を用いた時間の表現に関する研究

自然光を用いた時間の表現に関する研究

はじめに 現代のように人工照明が発達する以前、人間は基本的に太陽の変化のリズムにそって生活していた。暗くなるとろうそくを灯すなど、行動の様々な部分に光の変化が作用していたと考えられる。 人工照明が発達した現代では昼間から夜間に至るまで調整され安定した光の中で生活をしている。そういった環境は変化に乏しく、そこで生活をする人々の時間の感覚は、時計やテレビ・ラジオなどの周期性を持つ光以外のものによって補われている部分が少なからずあると考えられる。人工照明による採光が主流になった現在では、自然光による様相の時間的変動はあってないようなものとして扱われる場合さえある。 一方で、自然光の価値や、時間的変化が見直される動きがあるのも事実である。太陽光の変動をシミュレートした人工照明が開発され、オフィス建築などに導入される例もみられる。 時間によって変化する自然光は、建築の形態や空間に大きな影響を...

DISTORTED GRID -月島超高層ビルディング計画-

DISTORTED GRID -月島超高層ビルディング計画-

画一的に空間が反復される建物は合理的ではあるが空間体験としての魅力が乏しく、空間同士の関係性が希薄で退屈だと思われた。また、表層的に形態操作がなされているものは内外の不一致を誘発するように見て取れ、それは建物の規模が大きい程、顕著に現れているように感じれた。 この計画は、現在の高層ビルディングタイプの形態の新しい可能性を探ることを目的とし、全体の空間構成として多様な場面展開と関係性を持つ建物を目指すものとする。 『グリッドを歪ませる』という幾何学的な操作を出発点とし、それらを建築的なボキャブラリーに置き換える。それらを簡略化された建物のモデルとして構成し、三次元的な歪みを与え建築形態を生成する。 三次元的な複数の歪みは、計画地における都市の特徴や周辺環境の諸条件に対応させるとともに、建物内部の機能や動線等の使われ方・各方位の景観・建物の見え方といった事柄と連動させる。これらの形態操作は、...

空白から余白へ 〜都市と繋がるリサイクルスポット〜

空白から余白へ 〜都市と繋がるリサイクルスポット〜
  東京湾と人との距離は遠い。東京湾の水際線180kmのほとんどは工業地域やコンテナ埠頭のような都市インフラとしての機能で埋め尽くされ、人が水と触れ合う場所は少ない。しかし、その一方でそれらは近年の産業構造の変化や老朽化によりインフラ機能としてもはや機能しておらず、歯抜けの状態といえる。今回産業構造の変化により生まれた都市の空白地を魅力ある都市の親水空間として新しく転換する。 site 敷地は港区にある日の出埠頭。ここは東京における最初の物流埠頭であり、大規模な埋立により出来た埋立地である。しかし現在では護岸の老朽化や新しい巨大埠頭の開発により物流としての機能を果たしておらず、物流の倉庫として作られた築50年以上の上屋が12棟、むなしく残る風景となっている。それらをいままでのような大規模な開発を行うのではなく、コンバージョンを行うことにより、新しい水際空間をつくる。  

GIS を用いた秋葉原地域におけるテナントの立地特性と変容に関する研究

GIS を用いた秋葉原地域におけるテナントの立地特性と変容に関する研究

序章 研究の背景と目的 0-1. 研究の目的と背景 都市の様相は建物の規模や密度といった物理的要素や都市計画等の法的な要因が重なって決まるが、その中でもテナントの業種やその構成等のソフトの面による影響も無視できない。近年の秋葉原は、日本の文化として定着しつつあるアニメやゲームの街として世界的に見てもとても興味深い街である。戦後、電気興業専門学校(現東京電機大学)に近いことから、ラジオの部品を扱う露天商が集まり、電気機器の街として知られていた。しかし日本の流通業の進展の中で、家電量販店でチェーン展開する店舗が1980 ~ 90 年代にかけて急増した。しかし、郊外に安く土地を購入し、大型の店舗を構え始めると、秋葉原まで足を運ぶ人が減少し出した。この電化製品販売の不振に取って代わるようにパソコン関連の機器や部品の売り上げが伸び始め、1994 年の秋葉原電気街の売り上げが家電関係を上回りパソコン街...

都市のマイクロ•リノベーションーガソリンスタンドの未来ー

都市のマイクロ•リノベーションーガソリンスタンドの未来ー

background ガソリンスタンドは全国に約37000カ所あり1994年には60000カ所もあったが23000カ所も閉鎖されてきた。この減少の理由に過当競争の激化とEV(電気自動車)の登場であり、ガソリンスタンドはEVへの対応に追い込まれている。一方で、ガソリンスタンドはシンプルな施設構成とシンプルなカタチを持ち多様なポテンシャルを含んでいる。そのポテンシャルは『空間力』『立地力』『点在力』の3つあると考えられる。十分なオープンスペース、裏手に広がる地域社会にも開かれた施設、ガソリンスタンド特有の距離感。このポテンシャルとEV社会への流れを含めたリノベーション提案とする。 site 敷地は新宿駅周辺に建つ3カ所(都庁前、代々木、歌舞伎町)のガソリンスタンドとした。理由として新宿には様々な要素をもった場が提供されており、このような敷地に建つ3カ所のガソリンスタンドはリノベーション後...

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