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スイスの現代建築におけるエコロジーと表層に関する研究

スイスの現代建築におけるエコロジーと表層に関する研究

修士二年の菊池です。前期までの修士論文の成果を報告します。   1.序論 1-1 研究の背景と目的 近年、世界的に地球環境と人間社会との共生の在り方が問い直されるようになった。特に環境保全において建築の果たすべき役割は大きく、建築物における環境付加価値の向上や、省エネルギー、長寿命などのサステイナブルな取り組みが注目されており、各国、或いは各地域ごとにおける固有の風土の特性を活かし、適応していくような環境形成の在り方が求められている。 スイスは、ヨーロッパの中においても環境先進国として注目を集めている国である。国土の大半がジュラ山脈とアルプス山脈に抱かれ、フランス、ドイツ、イタリア、オーストリアに接しており、この地勢上の特質によって、特色のある風土の中において、人種的多様性を持った固有の文化圏をそれぞれ育んできた。 本研究では、スイスの現代建築を研究対象とし、固有の環境条件と文化...

ミクロな店舗群による商業地の形成過程に関する研究-中目黒・代官山・原宿をケーススタディとして-

ミクロな店舗群による商業地の形成過程に関する研究-中目黒・代官山・原宿をケーススタディとして-

修士2年の増井裕太です。2014年08月23日時点での修士論文の中間報告を掲載します。 0.序章 0-1.研究の背景 東京の中で、かつては木造の戸建て住宅やアパートが建ち並んでいた簡素な住宅地であったが、バブル崩壊以降(1990年以降)に商業化しているエリアが見られる。それらのエリアは、大規模再開発により小さな敷地を集めて大きな敷地として新たに開発するのではなく、敷地の大きさは変わらずに小さな(ミクロ)な店舗により商業地が形成されることで、都市の更新が成されている。本エリアを実際に歩いてみると、建物のビルディングタイプは変えずに用途を変更して、店舗として利用している事例が多く見られることから、店舗の発生には周囲の大規模再開発や店舗の開業などから何らかの影響を受けているのではないか。 0-2.研究の目的 大規模再開発とは異なるミクロな店舗により商業地が形成されていく過程(プロセス)を追うこと...

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