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2015年度 ゼミ合宿in北海道

2015年度 ゼミ合宿in北海道

ゼミ合宿の報告です。 毎年、大河内研は夏にゼミ合宿に行きます。今年の行先は、札幌でした! 2015年8月24日(月)‐25日(火)の二泊三日です。 内容は、B4は春学期に取り組んだ小論文と卒計の基本構想を発表し、 M2は修士論文・設計の中間発表をします。 発表場所は、北海道立道民活動センターかでる2・7の会議室です。 かでるは北海道の方言で仲間に入れる意味があり、2・7は北2条西7丁目にあることからみたいです。   【1日目(24日)】 お昼ごろ札幌駅に集合し、かでるでB4の小論文の発表を行いました。 B4の小論文、しっかりできていたと思います! B4発表                           発表後、懇親会(1日目)を行いました。 北海...

フランク・ロイド・ライトの有機的建築における空間の分節と結合に関する研究

B4の吉村です。遅くなりましたが春学期の研究内容を投稿させていただきます。   序.はじめに  近年の住宅における単位空間の分節・結合方法とは視覚的にも物理的にも幾多にものぼり、様々な住宅の形を生み出す要因になっている。常に新しい形での、「住まい方」や「使い方」を求められる「住宅」において、空間同士の分節・結合の方法に関してどのような提案ができるのかを考えてみる。このことに際し、今日までの「住宅」における、単位空間の配置から空間の分節・結合方法についてどのような空間構成の変遷が見られてきたのかを解明すべきであると考える。その住宅設計の手法においてフランク・ロイド・ライトの住宅建築に焦点をあて、実際の空間の分節と結合手法の変遷とライトが提言する「有機的建築」との結びつきの考察を本研究の目的とする。 1.研究の対象  ライトの表現してきたプレイリーハウスという住宅は「有機的建築」と...

建築の表層から読み取るリノベーション様態の研究-「中道通り」をケーススタディとして

B4の加島です。遅くなりましたが、春季研究発表の内容を投稿致します。 キーワード 表装 リノベーション テナント進出 中道通り テナント分析 商業エリア 0. 序章 0-1 研究の背景と目的 裏原宿や吉祥寺の中道通り周辺の住居エリアから商業エリアへと発達したエリアには一般的な商業エリアにみられる特徴とは異なる特徴が見受けられる。一般的に見受けられる商業エリアは販売を目的とするにふさわしい空間構成で形成された建物を配置し、その中にテナントを配置していくのが主流である。だが最初にあげたようなエリアではこのような現象は主流ではなく、元々居住を目的とした建築物をリノベーションしてその中に商業テナントを配置するものが多く見受けられる。裏原宿では半数近く、吉祥寺の中道通り周辺のエリアでは半数以上の割合でこの現象が見受けられる。またリノベーションの手法、度合い、リノベーション後の動線形態も建物の立地や形...

自然素材の扱いからみるミース・ファン・デル・ローエ

自然素材の扱いからみるミース・ファン・デル・ローエ

B4の木村です。春季研究発表の内容を投稿致します。 1.序章 1-1 研究の背景と目的 ミース・ファン・デル・ローエは近代建築の巨匠である。「Less is more (より少ないことは、より豊かなこと)」で有名であり、洗練された材料による空間構成を得意とした。材料には主に鉄やガラスなどの工業製品を選定しているが、一方で自然素材の扱いにも光るものがある。しかし、自然素材に着目した研究は不十分であるため本研究は自然素材の扱いからミースの設計意図を導出するものと位置付ける。 1-2 研究方法 本研究では「バルセロナ・パビリオン」、「トゥーゲントハット邸」、「ファンズワース邸」の3作品を研究対象とする。この3作品は八束はじめの「ミースという神話」にて「神の家」と呼称されている。人間が住むための「人の家」ではなく、魅せるための美学としての建築だとしてこの名がつけられた。従って、この3作品はミースの...

森の墓地の設計案におけるシークエンスの変遷過程に関する研究

B4の渡邊です。春期研究発表の内容を投稿致します。 1.序章 1-1 研究の背景 1914年、南ストックホルム墓地のコンペティションにエリック・グンナール・アスプルンドとシーグルド・レヴェレンツが勝利し、森の墓地の設計が2人に依頼された。この墓地はコンペから完成まで25年の長い月日を費やしており、その間にコンペ案からの変更点が多く見られる。 1-2 研究の目的 森の墓地のコンペ案から実施案までの空間構成の変遷を分析し、さらにシークエンスの変化を汲み取り、アスプルンドの案変更の意図、アスプルンドの目指したランドスケープを明らかにする。 1-3 研究の位置づけ 残されたスケッチや図面等から、火葬場や礼拝堂、アプローチの構成の変遷やそのアスプルンドの意図について検討している研究は見受けられるが、シークエンス構成の変遷に関する研究は不十分である。本研究では、3Dモデルを作成することで、シークエンス...

フェルディナン・バック著「魅惑の庭」のスケッチから読み取る庭の構想に関する研究

1.序章 建築家ルイス・バラガンの作品を見ると、特徴的な庭を含んだ建築が多く見られる。その庭は木、花、水など様々な自然の要素や、壁の色、それらの配置のされ方などあらゆる点が考えつくされており、バラガンの庭への強いこだわりが感じられる。バラガンはなぜここまで庭にこだわったのだろうか。バラガンは自身の庭の作品に画家であり造園家であるフェルディナン・バックのスケッチからの影響を強く受けていると言われており、これが庭へのこだわりが生まれたきっかけではないかと考えられる。そこで本研究ではバック著の「魅惑の庭」に掲載される全36枚のスケッチを深く分析することにより、バック独自の庭の構想を読み取ることを目的とする。 2. フェルディナン・バック(1859-1952)とは 作家、風刺漫画化、アーティスト、社会批評家、造園家など多くの分野に着手している。地中海様式の庭のスケッチも多数作成しており、その庭の構...

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