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2011中国北京のフィールドワーク

2011.07.25】

連日悪天候が続いていましたが,本日は晴天に恵まれました.

 

始めは万科藍山.日本人建築家が設計した超高級集合住宅です.

1住戸にひとつのEVを設置し,高いセキュリティを実現しています.また住戸の占有率80%とかなり高いレンタブル比を実現しています.販売価格もスケルトンで1億5千万円程度.かなり高額ですが実際に住んでみたいと思わせる質の高さがあります.

次に,金融街金色漫香林5期を見学した後,迫さんが設計した国融国際を訪れました.当初オフィスビルとして設計されたものが途中で建築主が代わり,集合住宅として完成したものです.従って,プランはセンターコア型です.

 

次に中信新城を訪問しました.広大な敷地面積でニュータウンのイメージです.

ここでは工事現場を見学させてもらいました.中国国内では比較的整頓された現場のようです.なかなか中国の現場を見る機会はないので貴重な経験でした.

 

最後は,迫さんが設計した「北京積木陽光公寓」です.文字通り,2層で構成される白と黒のボリュームをずらしながら積み木のように積み上げた外観が特徴的です.

 

明日は伝統的集落の「川底下村」に調査に行く予定です.

 

2011.07.24

北京に到着して以来,酷い湿気と高温に見舞われています.体力的にはキツイですが,今日から本格的な集合住宅の調査を開始しました.

初めは百子湾の集合住宅.低所得者向けの集合住宅です.

計画的に見るべきものはないのですが,延べ床面積が約60万平米とその規模に圧倒されます.

 

次に北京郊外に建設中の,超高級集合住宅の現場を訪問しました.

モデルルームで情報収集.地下鉄と直接接続する商業施設,広大な庭園を擁するリッチな集合住宅です.

 

次に迫さんが設計した「中弘北京像素」です.

スケルトンの状態で販売し,住人が後から自由に内装を施工するというタイプです.

2層分の階高で申請し,実際は2層分施工するというトリッキーなメゾネットタイプの集合住宅です.

日本ではまず考えられませんが,このようなことが許容されるのも中国の面白さです.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は寇さんのご実家がある集合住宅です.

空きと建物のバランスが取れた,北京にしては低容積の計画です.設計はオーストラリアの組織設計事務所です.広場のランドスケープもしっかりしていて,好感が持てる良質な計画です.

寇さんのご実家にもお邪魔しました.

 

明日は北京南部の集合住宅を調査します.

 

【2011.07.23】

無事北京に着きました.

ホテルにチェックインを済ませた後,三里屯Village(隈研吾ほか)を見学.

夕方から王先生の事務所を訪問し,しばし歓談.

夜は王先生ご夫妻,北京大の学生と一緒に事務所の近くの北京料理店へ.とても美味しかったです.

明日は,集合住宅の調査に出かける予定です.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【2011.07.20】

2011.7/23-28の期間,中国北京で現地調査を行います.

調査メンバーは大河内,寇(M2),若田(M1)の3名です.

北京では寇さんの研究に関連して現代の集合住宅の調査を行うほか,

北京の北西約100kmにある伝統的集落「川底下村」の調査を行います.

現地からレポートを随時UPする予定です.

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