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眼差しの皇居

 卒計アーカイブス用一枚

01 空虚な中心の存在

東京の中心に皇居は位置している。天皇の住まいであると 同時に歴史の中で強い意味性を持った場所である。しかし ながら、禁域として立ち入ることは許されず、森、石垣、濠といった周縁のみが、我々の皇居の認識である。かつて、R・バ ルトが「表徴の帝国」で指摘したように、ただ森で囲われ たなんでもない場所、空虚な中心として存在する。

 

02 切断の思考
禁域であるがために中心と周縁は切断されている。皇居は近代国家成立と同時に、江戶城という形式を保ったまま、天皇という内容が与えられた。そこには、恣意的な結びつ きが存在している。近代とは、あらゆる概念の形式と内容 の「切断」と「恣意的」な結びつきによって成り立ってい る。そして皇居、天皇もまた近代的な枠組みの中に投じられた象徴として、切断と恣意的な結びつきが行われている。この切断の思考の柱によって皇居を捉えることによって本提案は始まる。

 

03 中心と周縁

体験によっての周縁は、中心性 を持った意味としての皇居とずれている。これは、「客体」 としての Google Map などの地図と、「主体」としての我々が実際に身体によって体験して得られる認識の地図の歪 みと同様である。周縁を、身体を中心とした断片的な経験によって捉えることによって「意味としての皇 居」と表裏一体の「経験としての皇居」を再構築する。

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図1 身体経験の記述

 

 

 

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図2 身体経験をもとに立ち上がる7つの装置

 

 

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