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斜面地における集落・空間構成について~山梨県南巨摩郡早川町赤沢集落を事例として~

B4の高屋です。建築空間論研究室前期の成果をお知らせします。
斜面地における居住環境は平坦地に比べ地理的規約が多いためか今まで開発がされてこなかった。そうした土地固有の条件において斜面地での集落形成が行われた居住環境は、今日の開発とは異なるものであると考えられる。
本稿は、斜面集落における構成要素を「建物・アプローチ・石垣・水源」に分け、各レイヤーを組み合わせ関係性を見つけだすことで斜面地における集落・空間構成を明らかにすること、またこうした平地がないなかで、どのように斜面のなかに平地を築き集落を構成しているかを明らかにすることを目的とする。
対象地域は、重要伝統的建造物群保存地区として選定された山梨県南巨摩郡早川町の斜面地にある赤沢集落とした。赤沢集落は山の中腹の急斜地に位置し、約750年前、日蓮がこの地を訪れて以来、住民は物心とともに日蓮宗と関わり今日にいたっている。日蓮宗総本山・身延山と七面山との間に挟まれ訪れる参詣者でおおいににぎわった集落である。しかし、昭和28年(1953)、車道が開かれると、歩いて山越えをする赤沢宿経由の七面山参詣はすたれはじめた。
今回の調査にあたり現地での住民へのヒアリング、石垣の実測、玄関までのアプローチの調査を行った。また、参考文献として「中部地方の町並み2」を扱い文献に書かれていること、自らの考察を合わせて書くことで赤沢集落の構成をより明らかにすることを研究の位置付けとする。

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