Your are here: Home // Archives for 9月 18th, 2011
Louis I. Kahn のフーバ・シナゴーグにおける設計手法の考察
B4の新谷です。 前期ではルイス・カーンのアンビルドであるフーバ・シナゴーグの研究を行いました。シナゴーグ自体の資料が少ない中、なんとか形にはなったのではないかと思います。 本論では、カーンの建築における手法・思想の流れがどのようにシナゴーグに受け継がれているかを述べて行き、最終的に3Dで復元する事で実際の空間を確認しました。以下まとめです。 フーバ・シナゴーグはイスラエルにあるユダヤ教の礼拝所であり、戦争によって破壊された後、カーンの元に再建の依頼がきました。古代建築に並々ならぬ影響を受けていたカーンにとって、この仕事は興味深いものだったと思われます。 カーンはスタディを何度か繰り返していましたが、シナゴーグの基本的な形態は正方形の聖所、そしてそれを取り巻く16本のパイロンによって形成されています。 カーンはシナゴーグの設計を行う際、ソロモン寺院の研究を行っ...
コンピュテーショナルデザインによる新しいジオメトリーの研究
B4川原です。前期ではコンピュテーショナルデザインによる建築を対象に、新しいジオメトリーの可能性を探る研究を行ってきました。以下まとめです。 0 序 0.1 研究の背景と目的 コンピューター技術の発展とともに建築設計の手法は幅が広がり、それ以前にはなかった様々な形態が生まれるようになった。建築設計の過程においてコンピューターを用いることにより、今までは手計算であったり、模型による実験であったり、あるいは感覚的なものにより行われていた構造計算や環境負荷のシミュレーションなどが行えるため、それに伴うデザインをしたり、すでに別のツールでデザインしたものに構造計算や環境負荷などの解析にかけ安全性を確認するなど、デジタルツールも使われ方は様々であるが、コンピューターによる設計デザインによって今までにはない新たな、そしてより複雑なジオメトリーが生成されている。...

