Your are here: Home // Archives for 9月, 2011
Louis I. Kahn のフーバ・シナゴーグにおける設計手法の考察
B4の新谷です。 前期ではルイス・カーンのアンビルドであるフーバ・シナゴーグの研究を行いました。シナゴーグ自体の資料が少ない中、なんとか形にはなったのではないかと思います。 本論では、カーンの建築における手法・思想の流れがどのようにシナゴーグに受け継がれているかを述べて行き、最終的に3Dで復元する事で実際の空間を確認しました。以下まとめです。 フーバ・シナゴーグはイスラエルにあるユダヤ教の礼拝所であり、戦争によって破壊された後、カーンの元に再建の依頼がきました。古代建築に並々ならぬ影響を受けていたカーンにとって、この仕事は興味深いものだったと思われます。 カーンはスタディを何度か繰り返していましたが、シナゴーグの基本的な形態は正方形の聖所、そしてそれを取り巻く16本のパイロンによって形成されています。 カーンはシナゴーグの設計を行う際、ソロモン寺院の研究を行っ...
コンピュテーショナルデザインによる新しいジオメトリーの研究
B4川原です。前期ではコンピュテーショナルデザインによる建築を対象に、新しいジオメトリーの可能性を探る研究を行ってきました。以下まとめです。 0 序 0.1 研究の背景と目的 コンピューター技術の発展とともに建築設計の手法は幅が広がり、それ以前にはなかった様々な形態が生まれるようになった。建築設計の過程においてコンピューターを用いることにより、今までは手計算であったり、模型による実験であったり、あるいは感覚的なものにより行われていた構造計算や環境負荷のシミュレーションなどが行えるため、それに伴うデザインをしたり、すでに別のツールでデザインしたものに構造計算や環境負荷などの解析にかけ安全性を確認するなど、デジタルツールも使われ方は様々であるが、コンピューターによる設計デザインによって今までにはない新たな、そしてより複雑なジオメトリーが生成されている。...
近代化産業遺産の保存・改修に関する研究 ―新町紡績所の改修計画―
M2黒坂です。僕の研究テーマは『近代化産業遺産の保存・改修に関する研究 ―新町紡績所の改修計画―』で、リノベーション・コンバージョンを通して地域の再活性化を図る設計をしていきたいと思います。 1.背景と目的 現在、地球温暖化等の環境問題、また世界規模の経済的問題などの背景により、サステナブルやローコストといった観点から建築のコンバージョンやリノベーションというものが日本国内でも重要視されています。 日本には、戦後の近代化を支えた産業遺産が数多く残されており、その中には工場や倉庫といった歴史的価値のある建築物もあり、それらには地元保存会が存在します。保存会の働きにより建築物を残すことはできているが、有効利用は出来ていないというのが現状であると考えられます。また、産業化時代に工場と共に成長し、活発であった地域が工場の衰退と共に衰退していったというのも事実です。 以上の...
2011年度ゼミ合宿 飛騨高山
夏休みもあと少しですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。 遅ればせながら、8/25-27に行われたゼミ合宿の様子をお送りします。 今年のゼミ合宿は飛騨高山と白川郷です。 初日はまずB4の前期論文の発表です。前期の集大成となる論文、みんな熱のこもった発表をしてくれました。 その後はM1の研究計画を発表をしたりしつつ、宴会。 豪華!絵に描いたような宴会スタイルでみんなご満悦です。 非常に盛り上がりました。 2日目はM2の発表から始まりました。 密度の濃い内容に議論も盛り上がります。 その後はB4の卒計基本構想の発表。いよいよ後期からです、がんばれ! 午後からはいよいよ、高山のまちを散策です。 雨もしっくりくる 高山では陣屋や吉島家などの歴史的な建物を多く見ることが出来ました。 夕食の後は先生に用意していただいた中国土産の豪華景品争奪のトランプ大会です。 ほぼ一発勝負の緊張感の中...

