Your are here: Home // Archives for 3月 4th, 2012
日本と中国の比較から見た北京の現代集合住宅に関する研究
序 0.1 研究の背景 1949年の建国から現代に至るまで、中国の集合住宅建設は、長年の努力でストックの確保と居住水準の向上が着実に実現している。ただし、近年の高度経済成長と共に、建設業界が非常に繁栄している一方、バブル経済による投機的な建設も様々な問題を招いている。2011年の半ばから、中国政府は不動産業における景気の過熱に対し、抑制政策が次々実施した。北京が代表する中国の大都市は、約10年間で続いた集合住宅の大量建設が緩やかになり、質を求める時代への転換期に入った。 北京の現代集合住宅における問題は以下の3点てある。1.著名な建築家が集合住宅の設計に関与するようになり、世界中から注目を集めるようになったが、中国の集合住宅の特徴が、単なる印象論で語られており、調査や客観的な事実に基づき、論じたものが少ないこと。2.建設ラッシュの混乱の中、住宅の供給が優先され、しっかりとした品質の検...

