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未来死向-地域に開かれた葬祭場×イノベションセンター-

 1,敷地:府中トロポサイト
かつての米軍基地であり、現在は廃墟と化している。直径14mのパラボラアンテナや高さ107mの鉄塔などが未だに残されている。

府中2IMG_3699

図1 府中市航空写真                図2 府中トロポサイト

2,未来死向
一般的に葬祭場などの「人の死」を扱う施設は迷惑施設とされているが、葬祭場には「未来」を考える為の施設になるポテンシャルがあるではないかと考えた。

3,葬祭場×イノベーションセンター
用途は、葬祭場とイノベーションセンターとする。イノベーションセンターは、生活空間とのつながりをもち、廃墟と葬祭場とは対比され、地域に開くことを期待する。3D-07 葬祭パース

図3 葬祭場外観イノベ下

図4 イノベーションセンター外観

4,レイヤー性ランドスケー
既存,広場,建築,遊歩道の4つのレイヤー分けをしつつ互いに干渉し合う余地を持たせることで、相互補完関係を生み出す。この操作により空間が1つのシーンとして確立されつつも緩やかにつながる。

5,「廃墟らしさ」の継承
既存する廃墟にはなるべく手を加えず、廃墟を廃墟のまま残し、新築部の操作により廃墟に意味を付随させる空間構成を意図した。アンテナ断面

図5  部分断面図

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