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工場併用住宅が持つ空間特性に関する研究 – 東京都大田区大森南地区を対象として-

工場併用住宅が持つ空間特性に関する研究 - 東京都大田区大森南地区を対象として-

M2の池上です。修士論文について、研究の途中経過を報告致します。 私は工場併用住宅がもつ、異種用途の混合が生み出す形態について関心を持ちました。決して相性の良くない工場と住宅の用途が一つの建築の中で実際にどのように構築されているのかを明らかにすることを研究テーマとしています。 ■研究の背景 東京都大田区は現在でも数多くの町工場が存在する「中小零細企業の町」である。その中でも特徴的なのは職住一体化が成された工場併用住宅(図1)であり、この場所において数多く見ることができる建築用途である。工場併用住宅はその特殊性のため容易な住替えは難しく、上層の生活空間の拡充のために建物を増改築する工夫を見ることができる。それらは細かく見ていくと同じ用途構成でも様々な形態や配置の差を見て取ることができ、この場所特有の街並み形成に寄与していると思われる。 工場併用住宅ついて踏み込まれた研究はされていない他、立面...

都市の中のスキマ -人々の拠り所となる公共的滞留空間-

都市の中のスキマ -人々の拠り所となる公共的滞留空間-

■都市への「スキマ」を考える -滞留空間の創出- 現在、都心に近い都市の多くが、インフラ沿いに建物が高密度で建てられ街が形成されている。周辺に公園などの場は少なく、閉ざされているために滞留することのできる空間が少ない。滞留空間の消失は人々の交流の機会を減らすことに繋がると考えている。この提案では街の中心部に、商店街と駅、公共的な場の統合により滞留空間を生み出す。 様々な場所が集積する都市において、場所と場所の間に存在しうる都市の「スキマ」は、滞留空間がなくなりつつある都市空間において人々の拠り所となる場所になる力を持った場ではないだろうか。このような場は公共性を持った場とも言うことができるのではないかと考えている。 ■下高井戸という街への「スキマ」 -公共的な場としての商店街の再構築- 今回の敷地となる下高井戸という街も、建物が密集した都市といえる場所である。下高井戸商店街は東京都世田谷...

イタリアにおける駅前広場の形態分類 ―広場のケースによる分類と分析-

イタリアにおける駅前広場の形態分類  ―広場のケースによる分類と分析-

建築空間論研究室 4年 池上 智   キーワード:イタリア 広場 駅前広場 分類   ■はじめに かつて都市における広場とは、劇場や神殿などと等価に扱われていた主要な都市機能のひとつであった。しかし現代においては、広場とは都市の残余空間であるイメージが少なからずある。多くの広場は周りの空間を結びつけ、引き立てる存在から、都市の空白へと置き換えられている。イタリアの都市における広場は古くからの広場の形式がよく残されている。ここでは広場は残余空間ではなく、街の一部として場が機能している。 一方で駅前に存在する広場は、列車から降り立った人々が最初に足を踏み入れる都市の場である。 都市の外からやってくる列車の客が降り立つ場所であると考えれば、この駅前広場が外部と都市をつなぐ場であると考えることができる。そのとき、駅前広場という場がどのように都市と関わるのかを考えたいと思った。 ...

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