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マーク・フィッシャーのステージ・デザインに関する研究
修士2年の野田です。研究の途中経過を報告します。 序章 0-1. 研究の背景 ステージ・デザインの歴史は、様々なエンターテインメントとともにその空間が創り出されてきた。 現代を代表するステージ・デザインの一つに、大規模なスタジアムコンサートが挙げられる。スタジアムでのコンサートが事業として生まれたのが、1965年のニューヨーク、シェア・スタジアムで行われたビートルズのコンサート。スタジアムでコンサートをすることのメリットは、一度に何万人のも観客とともに、音楽やパフォーマンスを共有することが出来るということ。人々の音楽の楽しみ方が多様化したことで、音だけでなく、視覚にも訴えるような演出が必要となった。 大規模なスタジアムにおけるステージ・デザインの先駆者である、マーク・フィッシャー(1947-2013)は、英国を代表する舞台美術家・建築家。ザ・ローリングストーンズ、ピンク・フロ...
2017年度 春学期建築見学会
2016年度 秋学期建築見学会
2016年度 ゼミ合宿in福岡
ゼミ合宿の報告です。 毎年、大河内研究室は夏にゼミ合宿に行きます。今年は博多でした! 2016年8月23日(火)―8月25日(木)の二泊三日です。 B4の春学期小論文発表と卒業設計構想発表、M2の修士論文・設計の中間発表を行いました。 発表を行った場所は、アクロス福岡近くにあるアーバン・オフィス天神の会議室です。 【1日目(23日)】 お昼頃、天神駅に集合し、アーバン・オフィス天神で、B4の小論文の発表を行いました。 春学期と夏休み前半を使い取り組んだ成果が、しっかりと出ていたと思います。 発表後、懇親会(1日目)を行いました。 『もつ鍋 笑楽 福岡本店』というお店に行きました。 みんな、美味しいもつ鍋を食べて、満面の笑みです。 美味しかったですね。 【2日目(24日)】 午前中にM2の修士論文・設計の発表、午後はB4の卒業設計基...
2015年度 秋学期建築見学会
建築のポシェを利用した採光手法に関する研究 −スティーヴン・ホールの作品をケーススタディとして−
B4の野田です。春季研究発表の内容を投稿致します。 第1章 序論 1.1研究の背景と目的 ポシェ(残余部分)とは、平面や断面において、空間を「地」と考えたときに「図」にあたる部分、すなわち壁・柱・梁およびそれに準ずる空間のことである。構造上の必要性ではなく、外観と内観機能の相互の要請によって発生するポシェは、近代建築ではあまり見られない。ここで、ポシェを積極的に取り入れている建築家スティーヴン・ホールに注目する。スティーヴン・ホール(1947-)は、光の空間を巧みに演出する建築家であり、光による空間体験に重点を置いた作品が多数ある。その中には、ポシェを採光手法として取り入れた作品が含まれており、スティーヴン・ホールがなぜ無駄とも言える部分=ポシェをあえて使用したのかは疑問である。 本研究では、建築のポシェを採光手法として扱ったスティーヴン・ホールの意図を明らかにすることを目的...