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村野藤吾の建築における階段とその思想―形態・素材・装飾に着目して―
B4米沢です。前期の研究について投稿します。 0.序 0-1.研究の背景 村野藤吾が階段にこだわっていたことは、いくつかの証言から知られる。 1964年の新建築に掲載された「日生を語る」と題した対談では「わたしは非常に階段と手摺にはやかましいのですよ」と言い、「動線の美学」にて、階段について村野は「非常にやかましく事務所で言っています。これから先まだいくらか仕事ができると思いますので、よりいいものを作りたいと思います。」と語っている。以上のことからも村野藤吾の設計した階段には、村野藤吾建築の表現において重要な要素であることがわかる。 0-2.研究の目的 村野藤吾の建築作品の階段を調査・分析することによって村野藤吾にとって建築の部分である階段が建築全体や村野藤吾の思想に起因するものであるかを明らかにすることを目的とする。さらに村野藤吾作品の階段を「形態」、「素材」、「装飾」の3点から見...
2014年夏合宿
夏合宿の報告です。 今年は大河内研究室では隔年で行っている清里セミナーハウスにて 行いました。 【一日目】 清里セミナーハウスがある山梨へはバスで移動し、 セミナーハウスの前に中村キースへリング美術館に行きました。 その後、セミナーハウスにてM2の修論中間発表を行いました。 先輩方夏休み中プロジェクトもある中で大変そうでした。 【二日目】 二日目、朝からB4の前期論文発表を行いました。 短い期間ながら、満足するものができたのでしょうか。 昼食にはセミナーハウスの中にはでBBQしました。 セミナーハウス内には卓球台もあるので頭だけでなく、体も動かします。 【三日目】 三日目は塩尻市民交流センター(えんぱーく)に行きました。 ガイドさんの解説を聞きながらの見学です。 その後、1日目にも行った中村キースへリング美術館へ。 この日は現在増築中の現場を大河内研究室OBの方の解説...