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現代中国都市部における集合住宅の研究 ‐配置・住棟・住戸計画から見た日中集合住宅の対比

現代中国都市部における集合住宅の研究 ‐配置・住棟・住戸計画から見た日中集合住宅の対比

1. はじめに 中国は1978年の改革開放を皮切りに、資本主義の制度を取り入れ、社会・経済・人文など各方面が根本的に変革してきた。その中に、90年代から続いた高度経済成長と1994年から実施された住宅商品化政策が中国人の住まいに大きく影響を与えた。 経済力の充実より、集合住宅が大量に建設され、伝統住宅での多家族雑居から新築集合住宅での家族ごとに対応する住み方へ転換した。さらに、従来の伝統住宅には勿論、70年代までソビエトに参照したレンガ造集合住宅(簡易楼)にも、遥かに住環境が改善された。また、住宅商品化により、住宅は物資として供給するものから一転し、商品としてデベロッパーから提供するものへ転換した。それと共に民間デベロッパーや個人の建築事務所も出現し、新たな住宅事業に取り組んだ。現在、中国には公営と民間デベロッパーが並立し、さらに外資デベロッパーも加入した。建築設計方面は組織設計が高い割合...

アルゴリズミック・デザインを用いた設計手法に関する研究-個の集合体としての建築・災害用仮設住宅をケーススタディとして-

アルゴリズミック・デザインを用いた設計手法に関する研究-個の集合体としての建築・災害用仮設住宅をケーススタディとして-

m2 松井夏樹です。修士設計について、ゼミ合宿までの途中経過を報告させて頂きます。 私の研究の大きなテーマは、「建築設計者とコンピューテーショナル・デザイン」と、「個の集合体としての建築」についてです。この2つのテーマが私の研究のメインのテーマとなります。 動機としては、 1つ目のテーマは、近年注目されているBIM化のように、PCが積極的に設計ツールとして介入されていることについて、私自身も建築設計者として、そのツールに実際に触れ、それについての意見を持っていたい、持つべきだと考え設定した。 2つ目のテーマは、私がこれまで取り組んできた設計演習課題における作品、その多くがこのテーマに従属している感じており、学生時代の集大成として、このテーマに取り組むべきだと考え設定した。   以下は、前期の成果(ゼミ合宿ppt)です。       今後の...

建築の見え方について

都市、特に東京の様な建築が密集しているような場所の風景は建築が作り出していると言っても過言ではない。その建築は設計するときは通常経済性やプログラムといった内部の要請から形や構成、デザインが決まってくる。そうして出来上がってきた建築が風景の中にどうあるのかというのは実はあまり研究がない。建築と風景の関係について研究することが私たちが設計をするときの新しい手がかりになるのではないだろうか。 表参道は近年、再開発により多くのファッションブランドのフラッグシップショップが並び、ファサード建築と言われるような建築の表層を特異にデザインしたものが多く見られる。そんな中でもSANAA設計のDiorは周囲の建築からも浮かび上がって、風景を軽快なものにしているように感じる。 その要因について考えてみると、ファサードに現れる要素が少ないことや、内部のアクリルドレープが柔らかく質量を感じさせないこと、ガラス面が...

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