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秋葉原における電子機器・部品街の空間特性に関する研究

B4の長谷川です。 前期の研究内容について投稿します。 ■序章 研究の背景と目的 0.1 研究の背景 秋葉原は第二次世界大戦後、技術的な兵役についていた復員兵による電子機器・部品を取り扱う露店商が、焼け野原の秋葉原に発生し始めた。その数は電機工業大学(現東京電機大学)に近い立地から次々と増え始め、街を形成するに至る。しかし、1949年(昭和24年)のGHQによる露店撤廃令により、これらの露店商は秋葉原駅のガード下に収容されるようになった。その際に組合単位でビルが設立され、そこに露店が収容される形で、現在の秋葉原の電子機器・部品街が形成されている。戦後から現在に至るまで、秋葉原は日本随一の電気街として、またオタク文化発祥の地として、他に類を見ない発展を遂げてきたことは言うまでもない。そのような発展の原点に位置付けられるのが電子機器・部品街の活躍であり、長い歴史のもと、貴重な固有な風景として現...