10月18日 10:00-
見学先は、木材会館(設計:日建設計、施工:大成建設)です。
広場で、担当の方と待ち合わせ。
案内してくださった方は、東京木材問屋協同組合 事務局長の中原義雄さんです。
タモという木が使われている玄関扉をくぐり抜け、エレベーターで7階へ。
7階は、木材会館ホールです。
木梁、壁柱、壁パネルには檜、床にはブナが使われています。
火災時に炎が天井に届かないか、木梁に火がつかないか、などの検証を重ねた結果、
木材を構造体として使用することが可能となったそうです。
木梁は檜の12cm角で組まれていて、
カシの木栓をはめ込んだ「追掛大栓継手」で繋がれています。
ガラス戸を開けてテラスに出ると、街を一望することができました。
テラスの床にも檜が使われています。
3-6階は、オフィスや会議室です。
会議室を仕切るためのパーティションには、杉が貼られています。
天井懐をつくり、火災時に煙を溜められるようにすることで、
避難安全検証法により、内装に無垢の木を使うことが可能となったそうです。
木に照明を当てることで、柔らかい光をつくりだしています。
オフィスでは、梁を利用した木ダクトに杉が使われています。
2階は、組合の事務室や会議室です。
廊下では、天井ルーバーに杉、床にナラが使われています。
階段の手摺や木製建具には、タモが使われています。
1階は、エントランスホールや多目的ギャラリーです。
エントランスホールには、檜のオブジェがあります。
多目的ギャラリーでは、舞台床、壁に檜が使われています。
舞台から西側に目を向けると、外の広場を行き交う人たちの姿が見えます。
檜のオブジェと多目的ギャラリーの壁は、日建設計がデザインしたそうです。
最後は、みんなで記念写真。
いろんな木の香りが心に残るような、素敵な建物でした。
また、時が経って木の色が変化した頃に、訪れたいと思います。
いい天気で、きれいな青空でした♪
レポート担当:神田綾乃