修士2年 櫻井です。先日行われた中間発表の報告を掲載します。
□研究の概要
1)研究の背景
集合住宅のリノベーションには共用部の充実や住戸プランの変更など様々な手法が用いられ、ライフスタイルの変化やコミュニティの形成といった新たな付加価値を生む狙いが多くみられる。そうした事例を眺めると建築の内外を問わず敷地内に許される限りエレベーターの増設やデッキテラスの増設、壁面の減築など、渾然一体となった部分部分の改修の総和がリノベーションとして表れているといえる。このように部分改修が渾然一体となったリノベーションにはその建築自体を評価する枠組みが見られない。
そこで本研究では集合住宅の外部空間からリノベーションにおける設計手法の枠組みを考察することを目的とする。
2).研究の方法
国内の賃貸集合住宅のリノベーション事例を収集し、分析を行う。下図のように外部空間を壁面部分と外構部分から構成されているものとして捉え
分析を行う。
□予想される結論
外部空間の分析からリノベーションを評価することで、部分部分の改修を集合住宅の設計手法として体系づける。