B4の若田です.合宿で前期論文の発表会を行いました。
私は「ガラスファサードにおける装飾的表現についての研究」を前期を通じて行ってきました。
発表では、パワーポイントの画像のデータが表示されず、グダグダとしたプレゼンになってしまいましたが、
無事発表を終えることが出来ました。
大河内先生や先輩方に、貴重な意見を頂き、その意見を受け止めながら、
本論の原稿を製本できるように更新していきたいと思います。(誤字も直しまくります笑)
こちらは、研究の事例で取り上げた,LOUIS VUITTON NAGOYAです。合宿中に見に行きました。(木が邪魔でした笑)
こちらは、断面図です。市松模様のプリントを施したガラスと奥に同じ模様の壁を間隔ととって配置されています。
この間隔によってモアレが生じて、見る位置によって見え方は変化し、ファサードに奥行きを感じることが出来ます。
まるで、みずようかんのように、建築全体が着色された空気に満たされたようにも見えます。
みずようかんの表層について考えます。みずようかんの表層は周り空気とようかんの境界線、つまり、表層の厚みゼロの表面ともみなせますし、
みずようかんは一体の粒子の詰まったもので、ようかん全体が表層であるともいえるように思います。
このようにLOUIS VUITTONは、表層の奥行き性に両義性を持つファサードだと考えられます。
夜のLOUIS VUITTONです。粒子の満たされたヴォリュームにロゴが、浮いてるようみみえます。
現代のガラスファサードの装飾的表現の特徴の一つとして、奥行きの表現が 、ファサードの操作の対象となっているという点が、
挙げられるのではないでしょうか?
大河内研究室 B4 若田 優樹