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高架下における土地利用実態に関する研究 ‐新永間市街線高架橋(JR東京駅‐新橋間)をケーススタディとして‐

M2の釣井です。春学期の研究報告を致します。

0.序
0-1.研究の背景と目的
鉄道などの高架下は、都心部に残された数少ない未利用地である。薄暗く近寄り難いイメージを放っていた高架下は近年、商業テナントの開発が進み、今までのネガティブなイメージを払拭しつつある。しかし、長い時間が積層された高架下は都市の一部と現存している。鉄道は生活に欠かすことの出来ない都市の重要なインフラストラクチャーであり,地上に存在する鉄道線路の高架化や地下化など都市に大変関与している。過去に建造された鉄道土木構造物の耐震補強工事が,1995年の阪神淡路大震災を契機に進められた。2011年に発生した東日本大震災により,高架橋の耐震性に目が向けられ、首都直下型地震に備えた高架橋の耐震補強工事が現在も行われている。特に,JR東京駅から新橋駅へと続く赤煉瓦造の連続アーチ高架橋は,建設後100年以上を経過した鉄道土木構造物であり,現役で活躍し東京の鉄道インフラを支持している。赤煉瓦造の連続アーチ高架橋が都市の景観に豊かな表情を与える一方で,その高架橋下では,長い歴史を刻み営業してきた店舗などが耐震補強工事のため高架橋下から移転,休業,廃業などの現状がある。

以上のことから、本研究では以下3点を目的とする。
①高架下の土地のオーナーとテナントの所有関係を明らかにする。
②高架下のテナントの用途・業種を明確にし,割合及び分布を示す。
③1995年から2015年までの過去20年の高架下のテナントの変遷を辿る。

0-2.研究の対象
ジェイアール東京駅の北側に位置する銭瓶町橋高架橋からジェイアール新橋駅の南側に位置する第2源助町橋高架橋までを範囲とする。

0-3.研究の方法
現地へのフィールドワークを軸とし、ゼンリン地図を用いて過去から現在までをデータベースを作成し、地図上にテナントをプロットする。また、適宜ヒアリングを高架下の関係者に行う。また、高架橋の連続立面図を作成する。

0-4.予想される結論
現在から過去(20年間)を遡行することで、テナントの業種と用途を示すことが出来る。区間と全体でのテナントの変遷状況が明らかになる。また、テナントの新陳代謝がどのあたりで発生しているのかが明確になる。

 

未だ、研究の骨子が機能していない状況です。

研究対象は新橋ー東京間の高架下と決まっているので、

研究の背景・目的と研究の方法と予想される結論に対して、

早急に見直しを計り、理論武装し固めたいと思います。

 

M2 釣井

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