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都心の市街地再開発地区におけるペリフェリィの調査研究

0.序  0.1 研究の背景と目的  現在、東京の都心では市街地再開発(以下、再開発)が頻繁に行われ、2011年から2014年までにも約80もの再開発プロジェクトが予定されている。その中でもヒューマンスケールをはるかに超越した高層棟が周囲の景観に与える影響の大きさは明白であるが、一方既存の街との接線である再開発地区の周縁部分(以下、ペリフェリィ)においても、既存の街並みとの不調和や不整合が問題として指摘されている。再開発のペリフェリィにおいて、既存の街並みと調和して賑わう場所がある一方(図1)、再開発により発生した敷地の高低差の悪影響を受けている既存の周辺住宅などもみられる(図2)。こうした再開発地区と周辺の既存市街地との不調和を解決するための糸口として、現状を正確に把握して記述することや、異なる地区を相互に比較したり、評価するための分析手法の確立が必要である。  本研究ではこう...

曲面建築論 -近現代建築における曲面表現の諸相-

曲面建築論 -近現代建築における曲面表現の諸相-

0 序章  0.1 研究の背景  建築の古い歴史の中で土着的な建物が主流であった。時代には、明確な意図をもった曲面表現はなされていなかった。曲面の建築が目的をもって建造されたのは、古代ローマにまで遡ることができるだろう。アーチ、ドーム構造によってもたらされる大空間は、歴史の中で非常に長い間使われており現代でも広く扱われている。このような構造的な合理性から曲面を採用するのに対し、近代以降、美的配慮、新しい素材の採用、設計過程の情報化など、合理的ではない理由で曲面を扱う作品が生まれてきている。技術の発達に伴い建築の表現方法は多くの可能性を得てきた。近年では特に、建築の分野に情報技術が介入することによりその表現の幅は更に拡張しつつあるといえるだろう。  建築に曲面を用いることは、直線で建築を構成するよりも困難さを伴うことを理解しなければならない。しかし『新建築』、『a+u』に掲載されて...

再開発事業地周辺における空地の分布とその変容に関する研究

再開発事業地周辺における空地の分布とその変容に関する研究

再開発事業地周辺における空地の分布とその変容に関する研究      -六本木、玉川、東品川をケーススタディとして-   0. 背景と目的  都市空間は、即物的な解釈に従えば、建物と建物が建っていない土地によって構成されている。建物が壊され、その土地が空地となり、また建物が建てられるという繰り返しによって、都市空間は変容し続けている。都市空間における空地は、次に新しい建物が建てられるまでの準備段階にある土地であると捉えることができ、発生と消滅を繰り返している。  空地の発生と消滅を把握する上で、市街地再開発事業地の周辺地域に注目する。市街地再開発事業は、事業地における土地の高度利用を目的として実施されるが、事業地だけでなく、周辺地域の土地利用や地価に対しても影響を与える。地価が上がると、土地の所有者は、テナントによる収益率を上げるために容積率を増やし、高層ビルが多く建てられる...

東京都23区内の市街地再開発地区における ペリフェリィ・デザインの研究

東京都23区内の市街地再開発地区における ペリフェリィ・デザインの研究

M2の高森仁美です。 学科、研究室の中間発表を終えて、だいぶ先が見えてきました。 残っている作業量の多さも見えてきたので、気合いが入ります。 11/16の研究室内中間発表の発表内容をまとめたものを掲載します。   【中間発表の発表内容】 ◆研究の背景と目的   ◆既往研究   ◆目次 序論 0.1 研究の背景と目的 0.2 研究の対象と用語の定義 0.3 既往研究および本研究の位置づけ 0.4 研究の方法 第1章 ペリフェリィ・デザインのバリエーション 1.1         分類概要 1.1.1           調査敷地の選定 1.1.2   ...

再開発事業地周辺における「空地」の分布とその変化に関する研究(2)

再開発事業地周辺における「空地」の分布とその変化に関する研究(2)

M2の神田です。 2010.11.16 修士論文中間発表 …ということで、夏から秋にかけて進んだことをまとめてみました。   *目次について 0. 背景と目的  0-1. 背景と目的  0-2. 既往研究 1. 調査対象地の概要  1-1. 港区六本木七丁目  1-2. 世田谷区玉川二丁目  1-3. 品川区東品川四丁目 2. 調査概要  2-1. 調査方法  2-2. 調査結果 3. 空地の数と面積  3-1. 空地数  3-2. 空地面積と空地率  3-3. 空地の生成数と消滅数  3-4. 分析結果 4. 土地の履歴  4-1. IDごとの履歴  4-2. 代謝速度  4-3. 分析結果 5. 規模別にみた利用形態と代謝速度  5-1. 規模別にみた利用形態  5-2. 規模別にみた代謝速度  5-3. 分析結果 6. 総括と展望  6-1. 総括  6-2....

建築の曲面表現に関する基礎的研究

建築の曲面表現に関する基礎的研究

先日の中間発表のまとめです。全体の構成と各章から出てくる結論について、見通しを立てました。     0 序 曲面表現には多くの困難が伴うのに対して、曲面表現は依然として用いられています。曲面表現への強い欲求に対して記述していくことがこの論文のきっかけです。そこで、設計意図、素材、設計過程、実現、歴史の5つの視点から章立てをして、以下の点について明らかにし記述することを目的としています。 ・曲面による空間表現の意図 ・素材による曲面構成の違い ・曲面の設計過程の変化 ・曲面を実現する技術 ・曲面形態の変遷   1 曲面の空間表現 曲面の設計意図として、構造的手法、空間的手法、造形的手法、環境的手法の4つの傾向が見られます。 これらの傾向は近代以降から強く根付いているものですが、環境的手法というのが情報技術による解析結果の反映など、新しい傾向として読み取れます。...

サステナブル建築の外皮における設計手法とその特性に関する研究

サステナブル建築の外皮における設計手法とその特性に関する研究

M2の大津です。先日の後期中間発表のまとめです。     前回投稿した夏合宿時の発表内容から大きく変わった点としては、 □序論(背景と目的)において問題意識を明確に提示すること □断面構成だけではなく外皮設計自体の分析方法の検討 □現代の環境建築の見取り図のようなものを描けるようにすること、の3点です。   後期中間発表をふまえて、論文の構成がなんとかまとまってきました。 以下、簡単にですが本研究の構成とエスキスの振り返りを。     ■序論  合宿時にご指摘いただいた部分に加筆をして、文章はほぼ書き上がっています。   ■第1章  地球環境とサステナビリティに関する認識については、1970年代からの30年余りで  おおよその枠組みが成立したといえます。  その背景とサステナブル建築の外皮設計の変遷を概観するために、  いくつかの...

ジャン・プルーヴェのアルミニウムを用いた作品の分析と考察

ジャン・プルーヴェのアルミニウムを用いた作品の分析と考察

2010.11.16 中間発表   ①【序論1】研究目的、研究方法。 ②【序論2】既往研究の見直し。論文の位置づけ。 ③【1章 クラフトマンシップ】工場の変遷と生産システムにおける重要な変化まとめ。 ④【2章 構法開発】作品分類表。年代ごとの傾向分析。 ⑤【3章 デザイン思想】曲面について。 ⑥【4章 結論】1~3章での内容プロット。   エスキス↓↓↓   ②松村先生の位置づけについて考え直す。 (今更ですが、松村先生の本を読み始めました。構法的な話はもちろんのこと、思想についても多くあるので、これから熟読したいと思います。 ・「『住宅』という考え方-20世紀的住宅の系譜-」東京大学出版会,1999 ・「『住宅ができる世界』のしくみ」,彰国社,1998) その他の文献に関しても、納得のいくような分類の仕方にもう少し改良する。   ③「どの技術によってどんなデザインが出来るようになったのか...

北京の集合住宅調査(2010年夏期)の報告

北京の集合住宅調査(2010年夏期)の報告

遅くなりましたが、上海に続いて北京の調査や活動をまとめて報告します。 1.集合住宅の調査 以下の五つのプロジェクトについて簡単な調査に行きました。(資料収集、モデルルーム見学、ヒヤリングなど) (1)北京万科蓝山 (2)北京万科公园五号 (3)北京星河湾 (4)北京当代MOMA(Steven Holl) (5)北京首开常青藤 以下のプロジェクトを再びに見に行きました。 (1)北京SOHO现代城(山本理顕) また毎年の秋に開催される北京の住宅の展示会にも行きました。 2.建築の見学 (1)瑜舍酒店(隈研吾) (2)中央美术学院美术馆(磯崎新) 3.イベント 北京大学建築研究センターと早稲田大学古谷研究室の合同学術交流を参加して、研究発表の司会者と通訳を担当しました。古谷研のほうが半透明空間の研究に基づいて中国の集落調査を発表しました。北京大学は発表の予定がありませんでした。その後、お互いに談...

秋葉原における空間の利用とその変様に関する研究

秋葉原における空間の利用とその変様に関する研究

  M2の山田です。  秋葉原(東京都千代田区・台東区)(写真1)は、映画の街ハリウッドやITの街シリコンバレーなどと同じように、グローバルな視点で見てもアニメやゲームの街としての世界的地位を獲得しています。ですが、公共よりも民間が圧倒的な力をもち、しかも財閥系の巨大資本ではなく、知恵とスピードで時代の波を先取りする中小の商業資本が相互に激しい競争をしながら共存してきたことや、アジアの都市に特有の新陳代謝の激しいアナーキーな様相を目の前にして、“混沌”という形容詞付きでしか語られていないのが現状であり、その成功のエッセンスを抽出することが困難な対象であるといえます。 (1)秋葉原  研究者たちはこのように、とかく“混沌”の一言で表されがちな秋葉原の様相をある側面から記述し、解読しようと試みてきました。歴史的側面か...

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