You are here: Home // RESEARCH

Diploma2011 中間発表

Diploma2011 中間発表

B4川原です。遅くなりましたが卒業設計の中間報告です。   音を楽しむ場所 どこにいても世界中の音楽が聴ける現代 それでもなぜ我々はホールへ足を運ぶのか  集う 場所であったコンサートホールは 観る 場所へと変化した しかし、コンサートホールは音の良し悪しばかりが追及されていった 音を楽しむはずのコンサートホールは音が良ければただの箱を置くだけでよいのか ホールで行われるコンサートには観客と奏者の一体感が生み出す特別な高揚感があるはずだ 観客は他人同士にも関わらずコンサートの間はそのコンサートをつくりあげている大事なメンバーの一人なのである こうした観る、観られるといった関係に着目し、頑なに踏襲され続け響きだけが追及されてきたシューボックス型やアリーナ型といった形式を飛び越え、現代のコンサートホールのあり方を提案したい   市民のための音楽文...

「空間体験の遷移点」を用いた建築設計手法の提案

「空間体験の遷移点」を用いた建築設計手法の提案

  研究背景 −空間体験の風景化− 近代産業は、人間性や自然を排除することで大量生産が可能になり、その波にのって建築もますます都市化され均質化し、人間性を欠いた画一的な空間が加速度的に増えていく状況にあるように感じる。それを否定するわけにではないが、そういう時代にどの様にして、人間性を回復して、建築の中に感覚的な部分を呼び戻すことができるかということを考えることは重要であると思う。 それには様々な方法があると思うが、イマジネーションが沸くということもまた建築の中の人間性を呼び戻すことに繋がるのではないだろうか。 建築の体験を風景化し、後には空間体験が印象的に残る建築というものを追い求める意義は大きいと考える。 動機 −シークエンシャルの遷移点− シークエンシャルな空間体験は、連続的に様々なシーンを体験することができる。この連続的...

新宿区大久保地域における多文化混在の分布状況とその秩序に関する研究

新宿区大久保地域における多文化混在の分布状況とその秩序に関する研究

B4山口陽平です。 前期は新宿区大久保地域における多文化混在の分布状況とその秩序に関する研究を行いました。 他文化都市と呼ばれカオスと形容される大久保の深層に潜む秩序を記述する試みです。 発表での指摘を受けましてタイトルの変更とまとめに分布図を追加しました。 以下概要です。 背景 新宿区は外国人登録者数が最も多い地域であり、なかでも百人町、新大久保地域は外国人居住者、特に韓国、中国、フィリピン、タイなどアジア系の居住者が多いことが知られ、マルチエスニックタウンとも呼ばれている。 このようにいくつかの異なる文化を持つ人種が共生する都市を多文化都市と定義する。 単一の文化がある地域で発展するケースは、横浜・長崎やサンフランシスコの中華街、大阪市生野区やロサンゼルスのコリアタウンなど、世界各地に存在するが、大久保地域のように同一地域内に異なる文化を背景とする店舗が混在するケースはきわめて稀である...

アルゴリズミック・デザインを用いた設計手法に関する研究-個の集合体としての建築・災害用仮設住宅をケーススタディとして-

アルゴリズミック・デザインを用いた設計手法に関する研究-個の集合体としての建築・災害用仮設住宅をケーススタディとして-

m2 松井夏樹です。修士設計について、ゼミ合宿までの途中経過を報告させて頂きます。 私の研究の大きなテーマは、「建築設計者とコンピューテーショナル・デザイン」と、「個の集合体としての建築」についてです。この2つのテーマが私の研究のメインのテーマとなります。 動機としては、 1つ目のテーマは、近年注目されているBIM化のように、PCが積極的に設計ツールとして介入されていることについて、私自身も建築設計者として、そのツールに実際に触れ、それについての意見を持っていたい、持つべきだと考え設定した。 2つ目のテーマは、私がこれまで取り組んできた設計演習課題における作品、その多くがこのテーマに従属している感じており、学生時代の集大成として、このテーマに取り組むべきだと考え設定した。   以下は、前期の成果(ゼミ合宿ppt)です。       今後の...

近代化産業遺産の保存・改修に関する研究 ―新町紡績所の改修計画―

M2黒坂です。僕の研究テーマは『近代化産業遺産の保存・改修に関する研究 ―新町紡績所の改修計画―』で、リノベーション・コンバージョンを通して地域の再活性化を図る設計をしていきたいと思います。   1.背景と目的  現在、地球温暖化等の環境問題、また世界規模の経済的問題などの背景により、サステナブルやローコストといった観点から建築のコンバージョンやリノベーションというものが日本国内でも重要視されています。  日本には、戦後の近代化を支えた産業遺産が数多く残されており、その中には工場や倉庫といった歴史的価値のある建築物もあり、それらには地元保存会が存在します。保存会の働きにより建築物を残すことはできているが、有効利用は出来ていないというのが現状であると考えられます。また、産業化時代に工場と共に成長し、活発であった地域が工場の衰退と共に衰退していったというのも事実です。  以上の...

ダイヤモンドと蛇~歌舞伎町コンプレックス~

新宿では、高層オフィスビル群から、すこし歩けば日本一の歓楽街へとたどり着くことができる。そこで生まれるギャップや混沌さが新宿,引いては東京の魅力である。そのような魅力を内包するような建築を作ろうと考えた。敷地は歌舞伎町のコマ劇場。現在浄化運動の促進により、歌舞伎町はきれいな街に変えられつつある。綺麗に整えられた町よりも、アクシデント性や意外性に富んだ現在の新宿のほうが魅力的である。そこで、歌舞伎町の中心であるコマ劇場跡地に、現在の新宿の雑多性を保存するような建築を計画する。  

Copyright © 2024 OKOLAB.net. All rights reserved.