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2024年度 秋学期建築見学会

2024年度 秋学期建築見学会
11月11日に粟津邸を見学してきました。 粟津邸はグラフィックデザイナーの粟津潔の住宅兼アトリエとして原広司が設計しました。反射性住居の原型となった粟津邸は復旧工事が行われ、現在は竣工当時の内部空間を見ることができます。また、粟津邸では現在「小杉武久2024 at Awazu House」という展覧会が行われておりそちらも見学させていただきました。斜面地を生かした立体的な空間構成は迷路のようでとても面白かったです。玄関から中央を一直線に伸びる階段やあちこちに設けられたトップライトから入る自然光など、印象的な空間を体験することができました。訪れる時間や天気によってもまた異なる空間が体験できると思うので機会があればまた行きたいと思いました。  

2024年度 春学期が終了しました!

2024年度 春学期が終了しました!
4月9日から始まった2024年度春学期が7月22日の読書会発表をもって終了しました。読書会では議論しながら1冊の本を読むため人それぞれの考えや解釈を知ることができとても勉強になりました。週一回のゼミのほか、koyartや研究室の改修プロジェクトなど様々なプロジェクトがありとても忙しく充実した春学期になりました。ゼミ最終日にはみんなで打ち上げも行いました。夏休みに行うゼミ合宿での発表に向けて研究頑張っていきましょう!  

koyartプロジェクト懇親会

koyartプロジェクト懇親会
昨年に引き続き今年もkoyartプロジェクトに参加します。5月12日に横須賀のうみかぜ公園でバーベキューを行い、本プロジェクトに参加する他大学の学生や先生方と交流しました。事前に懇親会を行うことで新たなつながりができるとともに、みんなでこのプロジェクトを盛り上げていくのだという実感がわき、とても充実した楽しい時間になりました。9月の展示に向けこれから設計施工を頑張っていきます。  

里山から生まれる建築ー材料先行型建築で創る持続的な森林環境と地域交流の拠点ー

里山から生まれる建築ー材料先行型建築で創る持続的な森林環境と地域交流の拠点ー

1. 背景 日本には多くの木々が生えているにも関わらず放置されて山は荒廃が進んでいるが、一方で多くの木材を輸入している。地域内で木材の生産から消費までを行うとともに人と山をつなげる場所をつくることで地域の木材の活用を促進するとともに、人と山が互いに助け合うかつての里山のような関係性を現在に適した形で再構築することを考え、鎌倉にある峯山に製材などを行う工場棟とボランティアやハイキングの人々などの交流の拠点となる交流棟を設計した。 2.設計趣旨 近年、林業が儲からないことの解決策として木材生産の場で加工や製品化することで付加価値化をはかる取り組みが行われている例がある。それを参考に本計画では山に工場棟をつくり地域の木材の活用を促し付加価値化をはかるとともに交流棟をつくることで人と山の距離を縮めることを考えた。鎌倉は山の谷に住宅街が入り込み、両者の距離がとても近いがその...

現代建築レビュー4月号

B4の五島です。2023年9月21日に実施しました、新建築2023年4月号の現代建築レビューを投稿します。 新沼:4月号で気になった建築は何ですか。 木村:私は浦河フレンド森のようちえんが気になりました。立体トラスが子供の自由な居場所探しの手助けになるとともに、この形によって遊戯ホールと保育室を緩やかに接続していて魅力的だと思いました。 五島:私は星野神社本殿・覆殿が気になりました。使用した木材すべてを神社の敷地から伐採している点がとてもいいと思いました。伝統技術の継承のための研修の場としても役割も神社のとても重要な役割だと思いました。 鶴田:私は郭巨山会所が気になりました。既存の会所家と土蔵を繋ぐかたちで増築しており、過去にあった建築を、写真などで残すのではなく、建物を残して増築しています。以前からあったものが空間に良い、新しい価値をもたらしている点や、増築して...

鎌倉峯山エリアにおける小規模林業の可能性とその検討―森林資源を生かした地産地消建築の創造に向けて―

鎌倉峯山エリアにおける小規模林業の可能性とその検討―森林資源を生かした地産地消建築の創造に向けて―

B4の五島です。2023年春学期に取り組んだ研究内容について報告いたします。 1. 研究の概要 1-1. 研究の背景 鎌倉は豊かな自然や都会へのアクセスの良さなどから住宅地としての人気が高く、昭和35年頃から行われた宅地造成によって多くの緑が失われた。風致・歴史・植物学などの視点から見ても価値のある鎌倉の緑を守ろうとたくさんの人が反対運動を起こし、古都保存法など様々な法律や条例が定められて現在まで多くの緑が守られてきた。しかしその緑は現在手つかずの状態で荒廃し、倒木や土砂崩れなどのリスクが高くなっている。森は適度に人の手が加わり循環することで健全な状態を維持することができる。林業の持続可能な在り方を考え、日本に存在する貴重な資源である木材を有効に使い森林を循環させる必要がある。日本はかつて里山を多様に活用しながら共存してきたがその文化は薄れ、多くの人が里山と切り離された...

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