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横浜市の歴史的建造物における保存・活用方法とその意匠的有用性に関する研究

横浜市の歴史的建造物における保存・活用方法とその意匠的有用性に関する研究

M2川原です。 夏合宿が終わりましたので、研究成果を更新したいと思います。 夏休みでは前期の発表で課題となった目的を明確に絞ることと、作品ひとつひとつを分析することに重点置いて進めていきました。 0 序 0.1 研究の背景 1970年代から90年代、全国的に歴史的建造物や近代化産業遺産といったものの価値が見直され、保存の流れが各地で起きだした。保存方法に関する研究はいくつかなされているるものの、意匠設計の視点に特化した分析および有効な保存活用方法は導かれていない。これからますます近代建築の保存活用の動きは活発になる中で、保存活用の先駆者として再生を行ってきた横浜を調査することが求められていると考える。 横浜は日本を代表する港町であり開国の土地として様々な西洋文化発祥の地として近代遺産が多く、横浜市は歴史的建造物を保存し活用することで横浜らしさを生み出し、積極的にまちづくりに取り入れている。...

「建築のデザイン・コンセプト」(彰国社)出版のお知らせ

「建築のデザイン・コンセプト」(彰国社)出版のお知らせ

大学院(東大原研究室)時代の仲間と執筆した書籍「建築のデザイン・コンセプト」(彰国社)が出版されました。25の主要なデザイン・コンセプトごとに2つの近現代の傑作(50のマスターピース)を事例として取り上げ、建築設計のコンセプト(理論)とそれを実現するための技術の両面について豊富な図面・写真をもとに解説したものです。将来設計者を志す学生さんにとってもとても分かり易くためになる本だと思います.構想から出版にこぎつけるまで5年の歳月がかかりましたが、長時間かけて議論を重ねた分だけ充実した内容にでき上がっていると思います。既に9月から店頭に並んでいますので、関心がある方は是非ご覧ください。9期のOBと一部の在学生には編集に多大な協力をいただきました.木村宜子さん,大谷拓樹君,石川北斗君,笈川竜君,齋藤和也君,若田優樹君,鈴木将平君,宮永翔さん,新谷真由さん,菊池孝平君,どうもありがとう!改めて御礼...

東京都大田区におけるコミュニティー創出型 次世代集合工場の設計手法に関する研究

M2の丸山です。夏合宿までの研究の報告を投稿します。 0.はじめに 0-1 研究の背景と目的 東京都大田区は従業員9人以下の企業(町工場)が約82%を占める”中小零細企業の町”として知られているが、不況などの影響を受けて9千あった工場数が6千に減少し、衰退の一途を辿っている。それに対し大田区は集合化をはじめとする様々な産業支援の取り組みを行っているが、発展途上であり、特に建築空間の提案としては未 成熟の段階にある。  そのような産業支援の取り組みの一環としてコーポラティブファクトリー(コミュニティー創出型工場集合化)事業というものが挙げられる。これはコーポラティブ方式で小規模集合工場を創ることを目指しており、従来の長屋型の町工場のを新しい形で集合させ次世代の工場集積を維持・発展するための方法として注目されている。(現在は登録企業を募り、様々な可能性を調査・検討段階に ある。)  本研究では...

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