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築土構木ー環境装置としての首都高再生ー
B4の川上です。卒業設計の梗概を掲載致します。 1.背景 1-1 土木バッシング 近年の土木は人や自然に負荷を与える罪深き存在として批判の対象になっており、建築と区別し軽視され、地形をキャンセルする経済の道具として利用されている。 1-2 矛盾を抱える近代土木 批判の対象である一方で、土木は常に人々の生活に必要不可欠であるという事実が存在する。 ①都市のあらゆるインフラを支えている。 ②土木の語源に築土構木という中国の言葉がある。それは、本来土木が自然と共生する人々の生活を守る利他的行為であるということを示しており、現在区別される建築と土木を包括していたと考えられる。 1-3 土木に罪はあるか 経済に従順に対応している土木そのものには罪はないのではないか。建築を通して近代土木と人々の関係性を再構築し土木の矛盾をほどくことを考える。 2.敷地 2-1 日本橋 今回敷地と...