M1鈴木です。このたび、研究室では「koyart」という展示プロジェクトに参加することとなりました。このプロジェクトを進行していくにあたり、こちらで報告していきたいと思います。
koyartとは?
「koyart」(コヤート)とは、無人野菜販売所としての小屋の製作、展示を通して、社会課題への取り組みやネットワークの形成を行っていくものです。
小屋とアートを重ね合わせた造語です。空間やアート、サイエンスを表現する各団体が、主に野菜の販売小屋をテーマにして社会課題に実践的に取り組む「小さな実例」となる作品を通じ、参加団体の活動をご紹介致します。活動を通じて、新鮮な野菜を求め、のんびり、ゆっくり未来を眺めるため近隣や遠方から来られる方と地域のコミュニケーションが広がることを目指します。koyartには大きな目標があります。それは、繰り返すkoyartのプレゼンテーションを通じて、表現する参加団体と共に協力者の輪を少しずつ広げ、近い将来に、半島先端の街にある公共の場を通じた大きな集いとなる「ミライミウラ」展を開催することです。小さくてもリアルな作品の集合から放たれるメッセージが、ご来場される人々の思いや考えにつながれるよう社会的な提案活動をおこないたいと考えています。
【koyartホームページ】 https://www.koyart.net/
今回は各団体で横須賀市内の農家とのタイアップ、制作を行った後、横須賀美術館・代官山ヒルサイドテラスにて展示を行います。
これまでの進捗
これまで6回の話し合いの中で、タイアップする農家探し、コンセプトの決定を行いました。
私たちの研究室とタイアップすることとなった農家さんは、有機栽培を中心に、ゼロウェイストや堆肥作りなど、農業を社会活動の一環として取り組んでいます。この農家さんの環境問題に対する姿勢から、私たちの小屋も環境問題を考えたものとなるのがふさわしいのではないかという結論に至りました。
発足し、探り探り進めてきたkoyart。8月に制作、9月には9割型完成し、10月にはいよいよ展示が待っています。今後制作に向け、詳細の設計、素材の選定を加速していきたいと思います。