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現代建築レビュー6月号
B4藤井です。2021年10月5日に実施しました新建築2021年6月号の現代建築レビューを投稿いたします。 池田:私は、小田垣商店です。10棟のうち、5棟を店舗やカフェに改修されていて、耐震性を増すために壁を増やしているらしいのですが、改修と聞くと壁を減らすイメージがあるので驚きました。パースの写真の縁側みたいなところを見て欲しいのですが、元々渡り廊下があった場所をカフェのエントランスから繋がるように変化させていて、こういう小さな操作によって壁を増やしているのに閉塞感を感じさせないのかなと思いました。あともう一つは単純にこれがかっこいいなと思って、何故そう思ったかというとカフェの天井は取り外しているが廻り縁は残しているなどの身体スケール感が絶妙なところがいいなと思ったからです。 柳井:素材の分析とか歴史とか日本だけにとどまらないところとかが卒業設計でも考えていけるところなのか...
ミヤシタパークの店舗とパブリックスペースにおける行動調査
B4の藤井です。春学期に行った研究について掲載させていただきます。 1.研究背景・目的 市街地中心部等では、ヒートアイランド現象の緩和、地震災害時の避難場所の確保、人々の憩いの場の確保等の観点から、都市公園の整備を緊急的に必要としているが、一方でこうした地域では、公園以外の土地利用を図ることも必要である。そこで 、2004 年の都市公園法改正に基づき「立体都市公園制度」が創設された。本研究では、公園を空中に持ち上げ、商業施設やホテルと一体利用を図る建物として注目されているミヤシタパークに着目する。ミヤシタパークは、渋谷区と三井不動産株式会社がパートナーとなり推進するPPP(パブリックプライベートパートナーシップ)事業であり、「立体都市公園制度」を渋谷区内で初めて活用した事業である。さらに、30年の事業用定期借地権の区有地で、「税金を使わず、できれば税収を得る」ことも...