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現代建築レビュー2月号
B4新沼です。2023年6月19日に実施致しました、新建築2023年2月号の現代建築レビューを投稿します。 柚木:2月号で気になった建築は何ですか。 木村:私ははるのやが気になりました。当時の状態を残しつつ民家を改修し、自然を取り込んでいて雰囲気が良いと思いました。カーテンの生地や金属など、細かい素材選びとその使い方、さらに、屋内へ光の取り込み方が綺麗だと感じました。 新沼:私は蒲田の集合住宅が気になりました。敷地の形状を平面計画に反映していることが図面から、RCのグリッドを上手く利用していることがパースから読み取れました。さらにレベル差もグリッドを利用していて、平面・立面方向それぞれ検討していることがわかりました。 鶴田:私はTAKANAWA CUBEが気になりました。面ではなく、線的な段階的な計画を行っている点が面白いと感じました。空地の所有を曖昧にし、住民に...
JR渋谷駅改良工事中のコンコースにおける空間体験の変化に関する研究

B4の新沼です。2023年春学期に取り組んだ研究内容について報告いたします。 1.序章 1-1.研究の背景 JR渋谷駅改良工事は、渋谷再開発計画における事業の一つで、2015年9月から全体工事が始まり、2027年に完了が予定されている⻑期にわたる大規模な工事だ。 工事内容は大まかに、線路切替工事(埼京線ホームの移設および山手線ホームの1面2線化)・駅コンコースの拡充・バリアフリー設備の整備・東西自由通路の整備という大きく4つの工事が計画されている。インフラとしての機能を保ちなから工事が進行するため、特に線路切替工事に関しては段階的に行われる。発表当初は4ステップ、現在は追加で5ステップ目が新たに加わり計画されている。工事期間中それぞれの工事とその間のそれぞれの期間において、利用者の通行を妨げないように仮囲いが工事現場を覆い、進行に応じて一般利用者の体験する空間も変...