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天井デザインからみた美術館の空間形成の変容に関する研究 –日本国内にある戦後に建設された美術館を対象として–

天井デザインからみた美術館の空間形成の変容に関する研究 –日本国内にある戦後に建設された美術館を対象として–

修士2年の田中です。修士研究の途中経過を報告致します。 1.研究の背景 戦後の日本において、1951年の神奈川県立近代美術館(設計:坂倉準三)が初めての公立美術館として開館したのを皮切りに、今日まで多くの公立・私立美術館が全国各地に建設されてきた。 磯崎新が「造物主義論」の中でも述べているように、美術館建築は年代によって大きな枠組みとしての潮流があり、彰国社が刊行している雑誌「ディテール」でも美術館建築の年代での流れが語られ、WEBサイトの「10+1」や「美術手帖」では磯崎氏の提唱を引用しつつ、今後の美術館がどうなっていくのかを主題とした記事が掲載されている。 この美術館の潮流を語る際に、建築のどこか一つの構成要素に着目してまとめているのではなく、「美術館」を総合的に捉えて各年代の流れを提唱している。 さて、建築物を構成する要素の一つに天井が挙げられる。また...

Shunojutaku シェルフユニットで編成する集合住宅

Shunojutaku シェルフユニットで編成する集合住宅

              01.一人暮らしにとっての「イエ」とは何か 一人暮らしの人にとって「イエ」とな何なのか。家族と団欒する場ではない。現況、他者と積極的に交流する場になっているとも言い難い。学生であったら授業やゼミ活動、バイトで自宅に帰って来るのは夜遅く、また、社会人であれば仕事の出張などで家に滞在している時間が多いとは言えない。では、ホテルではなくそれぞれがお金を払って部屋を持つ理由はどこにあるのか。私は自分の所有物を誰からも侵されることなく、安心して保持できることが最も重要なことだと考え収納=シェルフを中心に集合住宅を設計することを考えた。                 02.敷地 敷地は豊島区の池袋駅から徒歩で10分ほどの...

2018年度 ゼミ合宿 in 鶴岡

2018年度 ゼミ合宿 in 鶴岡

B4田中です。ゼミ合宿の報告をさせていただきます。 2018年度は9月1〜9月3日まで山形県の鶴岡市にゼミ合宿に行きました。 今年は例年とは違い、1日目と3日目に建築見学会も行う内容の濃い3日間です。 【1日目】 庄内空港に着いてからまず酒田市にある土門拳記念館に行きました。 午後は鶴岡市に移動しM2の卒業論文の中間発表がありました。 【2日目】 午前中にB4の小論文発表でした。短い期間ではありましたが、初めて文字を主とした表現で建築と向き合うことでこれまでとはちがう知識や取り組み方を学ぶことができ、自分たちの力になったのではないかと思います。 午後は卒業設計の構想発表会です。大河内研究室では後期から卒計に取り組むのでこのゼミ合宿で初めて、自分が取り組みたいと思う案について先生や先輩方に発表します。まだまだ案としては未熟ですがフィードバックをたくさんいただいたので...

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