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タカバシラ-個の暮らしが集まるスタジアム型都市拠点-

タカバシラ-個の暮らしが集まるスタジアム型都市拠点-

1.背景 現在一世帯あたりの人員は減少傾向にあり、世帯人員が一人の世帯が約4 割を占めている。かつて社会- 家族- 個人であった社会構造は社会- 個人へと変化した。その中で今まで家族というコミュニティで補っていた暮らしの中の相互扶助は家族の欠落により困難となった。また核家族を閉じ込めていた住宅は今度は個人を閉じ込めるようになったために、孤独死等の問題が生じている。つまり、家族を前提とした社会と家族がいない現実との間にずれが生じている。そこで家族に代わる個人の集まりによるコミュニティの編成が提言された。 2.設計主旨 シェアハウスやコレクティブハウスとは違う、ありのままの心地よい人間関係を築けるような個人が集まる集合住宅を目指し設計に取り組んだ。具体的にはコモンスペースとは強制的に関わる関係でないことや、物理的距離の近さではなく社会的距離の近さゆえ集まるこ...

現代建築作品の模型の変遷と建築思想-模型の物理的構成と表現意図に着目して-

現代建築作品の模型の変遷と建築思想-模型の物理的構成と表現意図に着目して-

M2の柚木宏斗です。2023年度の修士論文の内容を報告させていただきます。 序章 はじめに0-1 研究の背景 建築模型は,建築設計のスタディ段階からプレゼンテーションまで幅広く製作されており,その目的や意義は多様化し絶えず変化している。設計者は,実際の作品を発表するだけでなく模型を製作することで自身の設計意図や理念を発信しており,模型は設計者にとって重要な表現媒体である。一方で,これまで模型は設計者の意図や空間構成を3次元で伝える唯一の手段であったが,近年のVR技術の発展のように建築業界では様々な3Dの表現技術が確立されている。こうした背景から一部の大学では設計教育における模型不要論が挙がったとも言われている。また2016年に建築倉庫ミュージアムが誕生したように,模型は単なる使い捨ての媒体ではなく,作品とは独立したメディアとして保存の価値を持ち始めている。このように技術や時代が大き...

無形之感取 ~神社境内にみられる領域のヒエラルキーを用いた設計手法~

無形之感取 ~神社境内にみられる領域のヒエラルキーを用いた設計手法~

01.背景/見えないものを感じる力 神道の本質であり、かつて人々が持っていた「見えないものを感じる力」。それは人々の心に豊かさとゆとりを与えていた。しかし、都市化、文明の発展により、現代では失われかけている現状がある。ストレスや圧迫感を感じる現代都市にこそ「見えないものを感じる力」は必要であり、求められている。 02.提案/見えないものを感じる力を取り戻す かつて「見えないものとの関係性を結ぶための結節点」として用いられてきた神社を現代において、「見えないものを感じる力を取り戻す結節点」として用いる。 「目に見えないものを感じる力」を空間体験を通して、取り戻すことを目的とした建築を試験的に神社境内に実験的に6個設計した。 また、既存のシークエンスを拡張し、今までに見ること。感じることができなかった神社境内に存在するものを可視化し、感じることを誘発する...

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