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現代建築レビュー3月号

B4の木村です。2023年7月10日に実施致しました、新建築2023年3月号の現代建築レビューを投稿します。

柳井:3月号で気になった建築は何ですか。

草山:私は鳥飼八幡宮が気になりました。自分の研究に近いことと、このような新しいものが神社の中に作られていることが面白いと思いました。神聖な場所配置の位置関係もしっかり考えられていると思いました。自分の研究に活かすことができそうです。

鶴田:私は杭とトンガリが気になりました。基礎のことをあまり考えたことがなかったのですが、コンクリートの基礎を塞ぐという考えが面白いです。

山田:私はTAMAKAWA UPCYCLING BASEが気になりました。震災や河川の氾濫から出た古材を資源として捉えて有効活用する取り組みが良いと思いました。できた建物の組石造のようなところに木の梁が接合されていて、対比的です。新しいものと古いものが混在しているのも良い雰囲気です。

藤ノ木:私は神奈川県立図書館が気になりました。よく行っていて馴染みがある場所なのですが、もともとあったものを忠実に継承しているというのがすごいと思いました。前川國男の昔の考えが今にも通用するというのもすごいと思いました。暑くて空調があまり効いていないところは居心地としてどうなのかなとは思います。

新沼:私はROVAL社屋が気になりました。会社の塗料を使ってみるというプロジェクトで、めっき塗料を見せるための板状の梁などのデザインが面白いと思いました。

五島:私は陸前高田市東日本大震災追悼施設が気になりました。自分の研究で調べている雲の上のギャラリーに似ていたので選びました。この事例の木を組んでいく方法だと色々な種類の木材が使えて、一本だと計算に誤差が出てしまうところ、たくさん使うことで、互いに打ち消しあって高い精度で作ることができるのが面白いと思いました。

木村:私は尾州ビレッジが気になりました。車両交通が中心となっている駅前に人の居場所を作るという目的で作られたのですが、小さい建物たちを、角度を振って配置することで人がその間を滞留するようにうまくデザインされていると感じました。

柳井和泉ラーニングスクエアに行った人いますか。

草山:自分が行ったときはまだ外観が工事中だったのですが、内部は、学習スペースが点在しているのが今まで体験してこなかった校舎で新鮮でした。

柳井:ボックスでギター弾いている人がいたりしたのが、生田キャンパスにはないことだと感じて面白いですよね。実際行ってみると吹き抜けを通して活気が感じられて良いなと思いました。

柳井神奈川県立図書館についてはどう思いますか。

新沼:今の時代に再現するというのはどういう意味があるのかなと感じました。 

柳井:前川國男建築をどこまで崇めるべきかというのはありますよね。 

藤ノ木:日差しから守るかつ前川國男を継承するという2点で、このかたちを取る理由づけになったのではないかと思いました。

柳井:ファサード本当に日除けになっているのか疑問です。本に当たっちゃっていない?

新沼:図書館をどこまで閉じるか問題は難しいと思います。本を守るという観点からは閉じるべきだが、閉じすぎるのは良くない、、、

総括

3月号では、実際訪れたことのある建築が取り上げられていたため、実際に行った時に感じたことを踏まえての議論を行うことができました。

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