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現代建築レビュー1月号

B4の志藤です。2021年5月18日に実施しました、新建築1月号の現代建築レビューを投稿致します。

寺島(司会):一月号で気になった建築を教えてください。

藤井:私はHisaya-odori Parkが気になりました。実際に近くに住んでいたこともあり、最初は誰も利用していなかったが、できてから人が集まるようになったのを感じました。空間の作り方によって、同じ公園なのに利用者が変わって面白いなと感じました。

池田:私は名古屋テレビ塔が気になりました。3ページ目の一本柱がむき出しなことで塔の中で宿泊していることを認識でき、付加価値の大きさを感じました。東京タワーと比べて、滞在の仕方が変わっているのが画期的だと思いました。

赤城:全体的に建物の内部と外部のつながりを強く感じました。なかなか行けない中でも想像しやすかったです。私はみずほ丸の内タワーがお気に入りです。老朽化を受けて街の利便性を考えて作られていて、駅としても旅行先として訪れる場所としてもいいなと思いました。内部からの光のファサードが綺麗で、それだけでなく内部の工夫もあり面白いと思いました。

吉村:僕はこれまで建物の内側か都市の外側しかないと思っていました。しかし、YANAGASE Parkは都市の中に居場所を作っていて、都市の外だけじゃない、第三の居場所としての使われ方がされていて面白いと思いました。

柚木:僕は三栄建設 鉄構事業本部新事務所が気になりました。壁が斜めなことから各部屋に少しずつ侵入していて、交流の場を作ることなくつながりを作っていて面白かったです。

柳井:僕は論壇の中の藤本さんの「今までは名前すらもなかった無数の新しい場に期待が寄せられているのは素晴らしいこと」という言葉が面白いと思いました。名前のないところをいかにどう新しい場として見つけられるかどうかが建築界で求められていると思いました。僕は白井屋ホテルが気になりました。丘みたいなのがある方が車は通れないが人はそこそこ通りそれによって丘が再現できたのかなと思いました。内観がダイナミックで丘とのギャップを出していることで新しいランドスケープ都市建築をそこに作っているのかなと思いました。

増永:僕はYANAGASE Parkが面白いと思いました。普段8車線もある道路や建築物が立ち並ぶ場所では車社会であり歩行者が生きづらい場所である上に、コロナ禍により外に出づらい現状である中、道路に対して歩行者の活動を与える取り組みは都市の中に対して感じていた遠い存在を身近に感じるものとなり良い取り組みだと思いました。また材料も簡単で魅力的だと思いました。

早川:僕も柳井くんと同じで白井屋ホテルが気になりました。内部の空間がとても魅力的だと思いました。大きな吹き抜け空間に対して線状のコンクリートの躯体であったり、光の配管であったり帯状のスロープ的なものが234階にかかっており、それによって奥性があるように感じて魅力を感じました。色味も三色のグラデーションでできていてごちゃついているようで統一感があると思いました。

志藤:私は神奈川工科大学KAIT広場が面白いと思いました。場所によって見える景色が一様でなく、多様性のある空間だと思いました。また、鉄板熱収縮によって天井高が30センチも変化するとあり、季節によっても見える景色が変わりとても魅力的な空間だと思いました。

寺島:全体的に論壇に影響されて、都市に置かれているものに集中し都市を引き出すか内側に引き込むかに寄っていますね。他に何かありますか。

柳井:柳ヶ瀬パークは5日間限定なのに新建築に載っているのがすごいと思いました。

池田:狭いからこそ、人混みが起き立ち寄りやすい空間になっている気がしました。

寺島:決められた幅の中での場の使い方今流行っている気がします。

早川:人工芝をひいただけで人が座るようになるなんて面白い操作だと思いました。

吉村yubuneの良さを教えて欲しいです。

柚木:写真で見ると綺麗だけど実際人とかがいたらどうなのだろうと思いました。

増永:これがあることによって回遊性が生まれて商品を見て回れるらしいです。透明じゃなかったら圧迫感があり、透明で色味もあることで独特の空間を生み出している気がします。

総括

今回は全体的に論壇に影響された見方をしてしまったが、論壇を見ずに自分なりに解釈したのちに論壇を見てみるのも新たな発見につながると思いました。

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