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「pH」−Healing Spaceとしての宮下公園−

B4の寺島です。卒業設計の梗概を掲載いたします。 1.背景・目的 都市空間として高い潜在的な可能性をもつ、宮下公園。渋谷の谷の一番底、明治通りと山手線という東京を代表する交通インフラに挟まれた線路脇の細長い敷地に、自動車駐車場の屋根(人工地盤)が、分厚い土を載せて立派なケヤキを育み、渋谷の商業施設の真ん中にありながら、緑の谷のようになっていた。そんなかつての宮下公園は現在、100年に一度と言われる渋谷の再開発の波にのみ込まれ、2020年6月に新たに開園予定である。商業施設として同調空間化する宮下公園を、かつてのように都市の中で「裏(リトリート)」として機能し、世代の違いを超えて受け継がれ、主体の違いを超えてその場所で共有される空間へと再構築したいと考える。 2.宮下公園の歴史 *表1参照 3. 提案 渋谷の近代化を支えてきたと言える1階部分の駐車場と地下を利用して、亡くなった人々を思う祈...

余白が彩られ“まち”となる-小売事業化と異種用途誘致による問屋街の活性化-

余白が彩られ“まち”となる-小売事業化と異種用途誘致による問屋街の活性化-

1,背景 従来の製造メーカー→卸売り問屋→小売業者→消費者の形にとらわれず小売業者自身がプライベートブランドを所有し製造から販売までを行なう仕組みが主流となりつつある。利用の減少に伴い、将来への不安を抱える問屋は少なくない。また、当日仕入れられるというメリットを持つ現金問屋は、物流の発達によって当日配送が可能となったため来訪者の減少が著しい。 2,敷地 日本最大級の現金問屋街である東京都中央区の横山町馬喰町新道通りを敷地とした。この通りの周辺には3つの駅があり、交通の弁がよく住宅としての需要も高い。地下道の発達により乗り換えの際にこの道を利用する人はほとんどおらず、物流の変化によって買い付けに来る小売商が減少。9割以上の店舗が小売を行なっていないこともあり、かつての活気は感じられない。上階は倉庫としてしか用いられておらず、敷地内の空きテナント率は約10%となっている。 3,マスタープランの...

解、のちに現 -分解された空き家における新たなふるまいの観察-

B4の建入です。卒業設計の梗概を掲載いたします。   1.背景 1-1分解世界 普段私たちは、料理を「作る」、年齢を「重ねる」、といったように生活の中で常に生産し、作り上げるといった足し算や掛け算の世界を生きていると思わされている。しかし、種が殻を割って発芽するように微生物が落ち葉を細かく砕くように、実は私たちは破裂や分解の世界も同時に生きている。 1-2反新品社会 新品に溢れた煌びやかで華やかな社会。そこには傷やシミなどなく、綺麗な物しかないがどこか居心地が悪いように感じる。例えば、一枚の戸板が修繕されたときに得ることのできる「改められた新しさ」というのは新品社会には存在しない。戸板はそこに存在していた時間的連続から一度切り取られ、周囲との関係性が一度消去される。それを再配置されることにより時間軸や関係性が、更新されるといった点でこの試み はある種新しい。 1-3新品社会に取り...

2019年度 秋学期建築見学会

2019年度 秋学期建築見学会

大河内研究室では、春学期と秋学期の年2回建築見学会を開催しています。 2019年度秋学期は、11月12日にキュープラザ池袋(設計施工:竹中工務店)を見学してきました。(近代建築2019年10月号掲載) キュープラザ池袋は、この再開発地区に隣接する敷地に 建つ都内最大級(12スクリーン、2,465名) のシネマコンプレックスを核とする超高層複 合商業ビルです。池袋は現在新宿・渋谷との差別化を図るため に「国際アート・カルチャー都市構想」を掲げており、東池袋 の賑わいの核として、ハレザ池袋が新たな劇 場街として機能していくなか、もう一つの核として、“賑わいを創出する”ことを目指して設計されました。 当日は、当研究室のOBであり、竹中工務店で意匠設計を担当された斎藤有一さんに案内して頂きました。エントランスのエレベータから2階に上がり、チケットロビーを経て、層ごとに内装のコンセプトの異なるフロア...

ドイツ南部における大規模木造建築の設計手法

ドイツ南部における大規模木造建築の設計手法

修士2年の小峰です。夏に行ったドイツでの現地調査を中心に、研究の経過をご報告したいと思います。 序章 研究概要 1.1. 研究の背景 1.1.1. 著しくヨーロッパに劣る日本の環境技術 近年では、世界的に地球環境と人間社会との共生の在り方が問い直されているが、日本は環境先進国から大きく遅れをとっている。一方でヨーロッパ諸国は素早い対応を見せており、特にドイツでは高い住民意識を背景に先進的な環境政策を推進し、環境保全を主眼に置いた町づくりに取り組んできた。ドイツで用いられているパッシブハウス基準によって求められる断熱性能は、日本の省エネ法による基準値の3倍近くにも及び、ドイツの現代建築を調査することは、日本の環境建築の発展に大きく貢献する知見が得られると期待できる。 1.1.2. 大規模木造建築の需要の増加 嘗ての天然木から作られる資材は、材料として不均一であり、強度や耐火性に欠けるとさ...

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの団地改修手法の研究

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの団地改修手法の研究

MUJI×UR団地リノベーションプロジェクトの団地改修手法の研究 01.序 1-1.研究の背景 高度経済成長とともに、住宅の大量供給を支えたUR都市機構(以下URとする)の所有する団地型集合住宅は、住民の高齢化や、住居の老朽化等の様々な問題が存在している。特に日本では、人口減少や少子高齢化、団地への興味の低下などにより、進む空き家問題が深刻化している。 そのなかでMUJI×UR団地リノベーションプロジェクトは家具等の専門小売企業である株式会社良品計画(以下MUJIとする)とURが手を組み、団地の良さを見直し、保存、再生するとともに新たな住空間の提案をするといったプロジェクトである。 そこで、近年盛んに行われているリノベーションに関して、企業同士のコラボレーションによるリノベーションの対象として本事例を取り上げた。 1-2.研究の目的 本研究の目的としては、2つある。 1つ目は、時代の流れに...

サン・ピエール教会における構想案の変遷にみるル・コルビュジエによる光の設計手法 -3Dモデリングによる光の復元-

サン・ピエール教会における構想案の変遷にみるル・コルビュジエによる光の設計手法 -3Dモデリングによる光の復元-

1 序章 1-1 研究の背景と目的 「近代建築の三大巨匠」と位置付けられるフランスで主に活躍したル・コルビュジエはフランスに数多くの建築作品を生み出している。その内の1つにサン・ピエール教会がある。サン・ピエール教会は1960 年に計画された建築であるが、高額な工費でと資金難が起因して46年後の2006 年竣工された。この教会はル・コルビュジエが設計を手掛けたが、設計半ばで死去され途中から計画に参加していたジョゼ・ウブルリーという建築家が引き継いた。再建された教会はコルビュジエの構想案をもとに設計されたが、完成に至るまでに変更が加えられたことから、コルビュジエ自身の建築と言えるのだろうか。 本研究では教会内の光の現象がコルビュジエの構想した光の現象として再現されているのかを、コルビュジエの光の設計手法を構想案の変遷と共に明らかにすることを目的としている。 1-2 研究の位置付け コルビ...

テンセグリティ構造を用いたペットボトルアート

テンセグリティ構造を用いたペットボトルアート

1研究の背景 現在、日本各地で行き場を失ったプラスチックごみが溢れ、山積みになっている。2018年1月、中国が突然プラスチックごみの輸入を禁止したためである。それまで日本は輸出するペットボトルごみの7割を中国に送っていた。急激な経済発展における資源不足の解消法として海外から資源ごみを輸入し、リサイクルする方法を選択してきた。中国はこれまで先進国が消費した膨大な量のプラスチックごみを、石油原料よりはるかに安い貴重な資源として活用していた。しかし、世界各地から分別されずに、または飲み残しがある状態で輸入される廃プラスチックをリサイクルするためには手作業で分別する必要があった。その際に発生する薬品や汚泥が環境に流出し環境汚染が深刻化したことを受けて資源ごみの輸入禁止へとつながる。飲み残し、ごみの分別といったものがその後のリサイクルの過程で環境への影響に反映されてくるのだ。さらに現在大きな問題...

東京の都市空間における新旧共存景観の基礎的研究

東京の都市空間における新旧共存景観の基礎的研究

B4川上です。2019年度春学期に取り組んだ研究内容について発表いたします。   序章 1-1.研究背景 新旧景観は世界の様々な国で生まれている。ヨーロッパでは街並みを意識したゾーニングが行われており尚且つ建物自体が長いスパンを保持する歴史的建造物群と再開発群という明快な対比が生まれている。また、中国では都市を一掃して開発することが珍しくなく、大きなエリアの開発群と既存バラックといった対比の風景が現れている。それに対し東京は雑多で奇妙な風景が錯綜するカオスと言われ、距離は関係なく平然と時代・素材・タイプの異なる建物が建ち振る舞うことで他国よりも対比関係が複雑に絡み合った新旧の景色が生まれていると感じる。こうした新旧景観にこそ東京という都市の特徴がより現れているのではないだろうか。 近年ではますます開発が進み、東京ではこれからもたくさんの新旧景観が生まれてくることが予想される。本研...

2019年度 ゼミ合宿 in 札幌

2019年度 ゼミ合宿 in 札幌
夏合宿の報告です。 今年は8月21日から2泊3日のスケジュールで、札幌にて夏合宿を開催しました。東京はこれまで連日猛暑続きでしたが、札幌はすでに秋の空気に包まれて肌寒く、2日目は雨ということもあり、半袖にサンダル姿で来てしまったことを後悔する学生もいました。 1日目は、かでる2・7の貸会議室にてM2 の修士論文及び修士設計の中間発表、2日目はB4の小論文の最終発表と、卒業設計の構想の発表を執り行いました。この合宿を境にB4は卒業設計シーズン、M2は修士論文/設計の後半戦に突入することとなり、夜の懇親会では互いに親睦を深め、またそれぞれ次の目標に向かって頭を切り替える良い機会になったと思います。 http://okolab.net/wp-content/uploads/kari3.mp4  

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