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雑誌『BRUTUS』掲載のお知らせ

雑誌『BRUTUS』掲載のお知らせ
明治大学大河内研究室が参加する「koyart」(コヤート)の活動が,雑誌『BRUTUS』2021年9月15日号で紹介されました。アートと建築の専門家によって組織された団体「koyart」は,野菜の無人販売所を三浦半島の農家に展開することにより,地域の活性化に実践的に取り組む活動を行っています。  

愛知県一宮市の起地区における鋸屋根工場に関する研究

愛知県一宮市の起地区における鋸屋根工場に関する研究

修士2年の早川です。修士研究の途中経過を報告致します。 1研究の背景 戦後、愛知県一宮市は繊維産業が大変盛んで数多くの鋸屋根工場が建ち並んでいた。鋸屋根工場は、織物の色を見るために直射日光の当たらない北側採光の天窓や小屋組みが連なった大空間などの独自の構造を持つ建物で地域固有の資源である。また、鋸屋根が増加した要因として木曽川が名水であった点があり、川沿い2km以内では約1130棟、全体の約55%を占めている1)。 (赤色は河岸か1km、橙色は1~2kmに立地する鋸屋根)しかし、一宮市の鋸屋根工場は昭和47年から減少の一途を辿っており2)、未利用や物置となっているものが多く、取り壊されることもある。 理由 昭和47年の日米繊維協定による輸出規制昭和48年のオイルショック毛織物製品の需要低下など慢性的な繊維不況 ノコギリ調査団によると 2010年...

現代建築における被覆 / 表層の研究

現代建築における被覆 / 表層の研究

修士2年の寺島です。修士研究の途中経過を報告いたします。 1 . 研究の背景 【ゼンパーによる被覆論とその後の動向】  ゴットフリート・ゼムパー(1803-1879)は19世紀に象徴的意味を帯びた装飾形態を集めた表面(すなわち被覆)での形態言語の発生・伝播・統合を扱う被覆論を構築・展開した。19世紀末から20世紀への転換期にはオットー・ヴァーグナーとアドルフ・ロースが全く異なる手法を採用しながら、ともにゼムパーの被覆論を実践に移し、近代建築の新様式を創生する。20世紀初頭にはインターナショナル・スタイルという新様式が展開され、ヴォリュームのサーフェス全体を、連続する一つの面に仕上げ、様式を現象させるために素材をどう扱うべきかが議論された。そして20世紀から21世紀へ、建築の被覆は多様で豊かに展開されている。今日、現代建築の被覆/表層は建築の本体から自立し、意味を表層する独自の...

共同型建築家の建築設計プロセスの記述・分析-建築の設計組織体制と設計プロセスの関係-

共同型建築家の建築設計プロセスの記述・分析-建築の設計組織体制と設計プロセスの関係-

修士2年の福井です!修士研究の途中経過を投稿いたします! 01)研究の背景  建築設計における案の形成プロセスは他者や利用者は伺うことができず、設計者と施主の間の暗黙知とされている。しかし現在ではプロセスの規則を一般化する「超線形プロセス論/藤村龍至」やo+hのようにHP上でWSの様子や打ち合わせ過程を公開するような試みが現れている。  他方、設計者側の組織が複雑化し始めている。60年代以降の建築分野は巨匠の時代が続き、00年代以降にはユニット型設計事務所が現れ始めた。これは現代社会が個人の作家性だけでなく集合知の時代に少しずつ変化していることに関係しているのではないか。  設計組織がユニット化することで組織と設計プロセスの関係に変化が起きていると考えられないだろうか。例えば、設計者のフラットな関係を維持するためには意思決定や方向性に意識的にならなければい...

隣地住宅との共同的外部空間形成の設計手法に関する研究-外部空間の形式と構成要素に着目して-

隣地住宅との共同的外部空間形成の設計手法に関する研究-外部空間の形式と構成要素に着目して-

修士2年の林です。修士研究の途中経過を投稿いたします。 1.研究の背景・問題意識 戦後の戦災復興都市計画の末に、住居が郊外周辺部にスプロールし緑地は失われ過密な木造住宅が広がった。都市の問題に対し住宅からのアプローチとして59年にジャーナリズムに登場したコートハウスは、都市に対して閉鎖的である問題を有しながらも「群構成や社会的なまじわりのシステムを持って都市へ拡大してゆくことができる」有用な手法とされていた。65年から75年にかけては外界に対して閉鎖的で隔離された世界を構築する作品がみられる。東の「塔の家」、林の「起爆空間の家」らの観念的な住居概念を崩すような姿勢が内部空間に見られる作品や、環境問題、都市環境の悪化が問題視される背景がある中での宮脇の「ブルーボックスハウス」(1971)、原の「栗津邸」「原邸」、毛綱の「反住器」、篠原の「未完の家」らの作品が代表するよ...

藤森照信の建築作品における外装素材の扱い ―自然素材の変遷からみる歴史家と建築家の関係―

藤森照信の建築作品における外装素材の扱い ―自然素材の変遷からみる歴史家と建築家の関係―

B4の盛岡です。2020年度春学期に取り組んだ研究内容について掲載させていただきます。 第1章 序論 研究概要 1.1 研究の背景と目的  藤森照信は歴史家と建築家という 2 つの顔を持っている。歴史家は、過去又は現在の建築物を批評し歴史として考えを論ずる。一方で、建築家は新たな建築物を設計し生み出す。藤森にはこの対称的な2つの顔が1つの人格の中に共存している。このアンビバレントな関係の境界を藤森の建築作品から考察してゆく。歴史をバックグラウンドに藤森はどこの時代にも属さない普遍的バナキュラリズムを確立した。中でも、「科学技術を自然で包む」という手法は仕上げ素材に工業製品を使用しておらず、訪れる人々に自然の懐かしさを与えてくれる。つまり、藤森は自然素材の扱い方に深い考えを持っており、その変遷を追ってゆくことで、藤森照信の建築家としての顔が垣間見えると考える。  研...

秋葉原電気街の看板形式とテナント調査による街路特性に関する研究

秋葉原電気街の看板形式とテナント調査による街路特性に関する研究

B4後藤です。2020年春学期に取り組んだ研究内容について発表いたします。 序論 研究の背景・目的・位置付け 1-1研究の背景 建築は看板を付属することでも収入を得ている。現代の東京の都市では、取り付けられている建物と関係の無い企業や商品の広告までもが屋上や壁面に掲げられ、都市は広告イメージで溢れている。こうして建築の壁面や屋上は広告を掲げるための第2の土地として莫大な収入源となっている。これらは法規上の許可を得た上で一定期間屋外に設置する屋外広告物として扱われているが、一方では一時的に屋外に設置された法規上グレーな広告物も存在し、大量にその姿を街路に現している。これまで都市の研究において、主に壁面広告物が都市景観を形作るものとして焦点を当てられてきたが、法による拘束を受けない広告物や街路に設置されたオブジェクトによる自然発生的な都市景観の形成にも焦点を向ける必要がある...

安藤忠雄の美術館建築における「独立壁」の配置・形態・機能

安藤忠雄の美術館建築における「独立壁」の配置・形態・機能

B4安達です。2020年春学期に取り組んだ研究内容について発表いたします。 序章 研究概要       0-1 研究の背景 安藤忠雄氏の建築にはコンクリート打ちっぱなしの作品が多く、このような建築は単調で無表情なものとなってしまうことが多いにもかかわらず、彼の作品を見て多くの人がその空間に心が動かされている。その要因の一つとしては彼の建築の「壁」があると言える。二川幸夫氏によるインタビュー本「安藤忠雄 建築手法」1)における安藤氏による言葉に「西洋の組積造の壁とは異なる文脈で、日本建築にかつてない、強い壁の建築をつくりたい―――そこから、私の建築キャリアはスタートし、(中略)」とあることから壁というものが安藤氏の建築において切っても切り離せない重要な要素の一つであるといえる。彼の建築には他の建築家と比べ、建築の骨組を支える壁以外に、スケール、配置、造形という点で、建築構...

村野藤吾の後期小規模美術館における光と設計手法について-展示物配置と採光装置に着目して –

村野藤吾の後期小規模美術館における光と設計手法について-展示物配置と採光装置に着目して -

B4鈴木です。2020年度春学期に取り組んだ研究内容について発表いたします。 1.序章1-1.研究の背景と目的 村野藤吾(1891-1984)は生涯多種多様な建築を生み出し、その建築は周囲のモダニストたちとは異なる村野らしさをもつ。村野のいくつかの建築作品に曲線による自由な造形と光が作り出す幻想的な空間がみられるように、村野が重要視していたヒューマニズムは、そのような部分に表現されていたと考えられ、村野が表現手法の一つとして光を熟考していたことがうかがえる。 谷村美術館は村野が晩年に設計し竣工を見届けた最後の作品であり、村野にとって集大成の建築物といえる。そして、村野の造形と光による表現が最大限に発揮された作品である。 また、村野が生前手掛けた4つの美術館のうち谷村美術館を含む3つは個人美術館であり、どれもその土地出身の一人の作家の作品が常設されている。つまり、作品に対して空間が与...

ショッピングモールの平面形態の類型とその変遷  ー1970年以降の国内のショッピングモールを対象としてー

ショッピングモールの平面形態の類型とその変遷  ー1970年以降の国内のショッピングモールを対象としてー

B4幡谷です。2020年度春学期に取り組んだ研究内容について発表いたします。 序章 研究概要 0-1 研究の背景 アメリカを起源に持つショッピングモールは、今日に至るまで多種多様な形態に発展を遂げており、世界中で似通った建築が誕生している。レムコールハースの主張するジャンクスペースの代表例にも挙げられるショッピングモールだが、これまで建築的空間に関する研究はあまり行われていないのが現状である。 0-2 研究の目的  上記のような背景及び、問題意識から、本研究では以下の2点を研究の目的とする。 日本国内におけるショッピングモールを類型化し、その変遷を建築的に記述する。既往研究にあるアメリカのショッピングモールの変遷と比較することで社会学と統括して考察を行う。 0-3 研究の位置づけ 先行研究:斎藤徹(2017)『ショッピングモール史』彩...

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