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梅田吸気塔再生計画

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■背景

梅田駅周辺にはたくさんの建物が建っている。また、地下には日本有数の大きさを持つ大阪・梅田の地下街が存在する。地上部分と地下街は分かれて存在しており、双方の関わりはあまりない。

本計画では、地上と地下をつなぎ、地上部分と地下街との関わりを生み、ただ通り歩くところに滞在できるようになるなどの新しいアクティビティを誘発する。大阪・梅田の都市を再編することを目指す。

■敷地

計画敷地は大阪府大阪市北区曾根崎2丁目16。この場所には、三つの幹線道路に囲まれた三角地帯がある。ここには横断歩道や歩道橋がないため、一般の人は立ち入ることができない。都市から独立した空間である。

この場所には、その下にある「ホワイティうめだ」という地下街に空気を送る吸気塔が建っている。この吸気塔は、ステンレス版で囲まれた不思議なオブジェのようなものであり、これは、昭和38年(1963年)に建築家・村野藤吾によって設計されたものである。

■提案

地上部分の梅田駅周辺にはたくさんの建物が建っており、地下には日本有数の大きさを持つ大阪・梅田の地下街が存在している。地上と地下街は分かれて存在しており、双方の関わりはあまりない。そこで、地上と地下をつなげる穴をあけ、階段を計画する。地上と地下街が関わる部分が生まれることで、ただ通り歩くところに滞留することができ、新たなアクティビティを誘発することができる。

梅田吸気塔はステンレス版と鉄骨でできた有機的なデザインをしている。そこで、その有機的なデザインに対抗し、四角形で構成された地上と地下とをつなぐ穴をあける。

村野藤吾の階段におけるデザインの特徴は、流麗な曲線とシルエット、躍動感のようなものがある点である。そこで、地上と地下街とをつなぐ階段の構成を村野藤吾の世界観に似せ、階段を計画する。

 

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