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Diploma2012 中間発表

Diploma2012 中間発表

B4の谷黒です。中間発表までの内容をアップします。   熱川温泉活性化 熱川温泉は在、温泉街の衰退が問題となっている。 熱川温泉は豊富な湯量を誇り、以前は70万人から80万人もの観光客が訪れたが、バブル崩壊以降の観光客の減少により、現在ではその半分以下まで落ち込んでしまった。それにより、地域全体に活気がなくなり住民の高齢化、人口の減少といった問題が生じてきた。この熱川温泉を活性化することを卒業設計のテーマとした。    沿岸の高層ホテル 熱川温泉が衰退した原因として、沿岸沿いに建てられた高層のホテル群が大きな影響を与えていると思った。そもそも熱川温泉には地形的魅力があった。しかし、沿岸沿いに40m級の高層ホテル群が建築されたことにより、熱川特有の景観が害されているのではないかと考察した。 利用されず捨てられる熱エネルギー 温泉街特有の問題だが、湧き出た...

Diploma2012 中間発表

Diploma2012 中間発表

  B4櫻井です。 卒業設計の現在の途中経過を報告させていただきます。   卒業設計にあたり、「そこにしか出来ない場所、意味」を大きなテーマとして考えて進めております。 そのなかで、取り上げた敷地として、東京のゴミの最終処分場に注目しました。 東京で生まれたゴミは消却されたあと全て東京湾に埋め立てられ、今もなお新しい土地が出来ております。 そうしてそこには1230万トンというゴミのコンテクストが眠る場所なのではないか、と考えました。 このように生まれた特殊な土地には何か、公園のような場所にするのではなく都市の一部として担うべき、ここだから出来る役割があるのではと、問いをたてています。 しかし、今だまだ最適な答えが出ていない状況であり、そのためプログラムも模索している段階です。   また、今あがっている1番の問題として、この特殊な土地で担える役目が「ゴミ問題への...

Diploma2012 中間発表

Diploma2012 中間発表

B4の矢田です。中間発表までの途中経過です。渋谷の街における建築の作られ方に対しての卒業設計をやろうと思っています。 ■計画の動機 人がものすごく集まる場所で発生する偶然性や意外性などに興味があり、決して整理されすぎてなくきれいでないものを作りたいと思います。そこで場所を渋谷に設定し、そこではどのようなものが作れるかを計画の原点にしました。今渋谷では、ヒカリエをはじめとしこれからも新しい公共建築のタワーがどんどん建っていくという事実があり、これら大型建築によって街独特の良さというものが消されてしまうのではということを考えました。 建築によって街の良さを消してしまうのではなく、逆に拡大解釈して建築に取り込もうと思います。均質空間の積層で生まれる現在の街の商業空間などでは、建築の高さによってある程度のプログラムが決められてしまい、これによって建築内部における空間体験が決められ、建築空間と...

Diploma2012 中間発表

Diploma2012 中間発表

B4の林です。中間発表までの途中経過です。都心における小学校を提案します。 ・発想の原点 都心に近づくと敷地の中に要塞のような学校があることに違和感を覚える。幼い間に体験する空間がランドスケープを感じられない閉ざされた空間であることが違和感の正体と考えた。 読書と黒板を見るために特化した形の現小学校だが、本当にそれが全てなのか。与えられる情報だけでなく、生徒が独自に動き体験し、それぞれが独自に情報をキャッチしていくことこそ小学校では重要ではないのか。   ・理想とする未来像 子供が動き回り都市に接触する表面積を増やすことで学校の日常の中に情報を得る機会を増やす。郊外や地方の提案でなく都心のでこその疑問からの提案のため、セキュリティを考えた形態を都市の隙き間に流す。   ダイアグラム 周囲の社会に触れる部分は建物境界線である。学校での児童殺傷事件に対して安全・安心の学校...

EVスタンドへのコンバージョン

EVスタンドへのコンバージョン
B4の高屋です。卒業設計の計画案を発表します。駐車場やガソリンスタンドなどの交通ネットワークに関わる施設はあまり開発されていなく、都心部でのこういった施設は空虚感を与えるものが大きい。また、交通ネットワークはEVやカーシェアリングなどの登場により様変わりする可能性がある。この提案では、既存のガソリンスタンドをきたるべきEVスタンドへのコンバージョンを目的とし3つのEVスタンド内での交通ネットワークの活性化とその敷地ごとの特性を活かしたEVスタンドの提案とする。 具体的な敷地は下北沢、池尻大橋、笹塚の世田谷区周辺とし既存のガソリンスタンドの地下スペース、屋根以上の上層部に機能を追加した複合型のEVスタンドとする。  

北京ワークショップ Pekin Univ. & Meiji Univ.

北京ワークショップ Pekin Univ. & Meiji Univ.

2012年8月30日から9月6日まで行われた北京ワークショップについての報告です. ワークショップ(WS)は中国の北京大学、王(ワン)研究室の学生7名と本研究室の学生11名の計18名で行いました.   WSの課題としては、北京の南側に位置する大柵欄(Dashilar)というエリアを対象とし、その中の①「四合院」という伝統的な形式をもった住居のリノベーション、②現存する工場のリノベーションという2つのテーマを扱いました.歴史的・都市的な文脈と未来への動向を咀嚼し、2つのテーマに対して建築的な提案を実働4日間で行うというものでした.   【 大柵欄  】 (↑)大柵欄、表は商業通りとして舗装もされ、観光地としての様相を見せていますが、通りを入った裏側は四合院形式の住居が隙間なく敷き詰められその間を細い路地(胡同)が縫うように配されています.伝統的な街並...

中国北京集落現地調査~川底下村~

中国北京集落現地調査~川底下村~

 M2 若田優樹です。   8月31日~9月4日まで北京川底下村に集落調査に行ってまいりました。  集落は北京から西に90km行ったところにあります。  川底下村は民清時代に形成され。住居形式は四合院ではありますが、傾斜地にあるために、四合院の形式性を逸脱した住居が見受けることができます。  四合院の住居にIDを1~44まで振って調査を行った。  その一部を本記事で紹介しようと思う。    集落調査一日目   ID39  ID4の前にある空き地に建てられた新しい住戸である。北棟がカフェとして道路に対して開いている。南棟と道路にレベル差があるために南棟支部に半地下の倉庫が設けられている。ここで道路側が低くなるように段差が設定されている傾向を発見。逆に道路に対して逆に傾斜しているような住戸は特殊...

北京川底下村における地形と集落の空間構成の関係性の研究

北京川底下村における地形と集落の空間構成の関係性の研究

  序論   0-1研究の目的と背景 「川底下村」は北京市西部から約90kmに位置する伝統的集落である。南西側に傾斜した地形に沿って、ひな壇上に四合院の住戸群が約76戸あまり配置されている。「川底下村」は、宿場、防衛拠点として栄えていたが、近代化の折に主要な交通網から外れてしまったために、現在も当時の建物の姿が残っている。村は歴史文化名村として保護され、住民は生活を営んでいる。集落は「地形」「水」「建物」「道」の要素で構成されており、それぞれの構成要素と時代ごとの社会的背景が影響しあいながら集落が形成されている。これらの構成要素の中でも特に「地形」に強い影響を受けながら集落が形成されたと考えられる。そこで、本研究では集落の「地形」に着目し、「川底下村」の空間構成を明らかにすることを本研究の目的とする。 0-2本研究位置づけ 北京川底下村に関する選考研究としては「北京川底...

『竹を活用した仮設建築の設計-千葉県南房総市における里山プロジェクト-』

『竹を活用した仮設建築の設計-千葉県南房総市における里山プロジェクト-』

M2齋藤和也です。 『竹を活用した仮設建築の設計-千葉県南房総市における里山プロジェクト-』 1.序論 1-1.研究の背景  環境共生の意識が高まる中で、地場産の建材を代表する竹材は特有の靭性を持ち、繊維方向が木材と同等の強度を持つため、建築材として利用拡大の可能性をもつ循環型資材であるといえる。実際に海外では竹材を利用した建築が多く存在しているが、日本では伐採された後に放置されたまま荒廃していくことが未だに多いのが現状である。また現在全国の竹林は生活用品の変化、安価な輸入タケノコの台頭、市場価格 の低下などにより、竹の使用率は低下しており、中でも里山では次世代の林業への担い手が減少を続け、伐採や間伐が行われず荒廃が続くという深刻な問題を抱えている。そこで建築資材として竹材を有効活用することが竹林問題の解決につながると考えた。 1-2.研究の目的  竹材を用いた建築事例は数が少なく...

地域差を考慮した自然光による建築空間設計手法の研究

修士2年 鈴木将平 0.はじめに 建築の設計において、考慮しなければならない事項は非常に多岐にわたっている。法規や必要とされる条件のようなはっきりと満たす/満たさないの判断が比較 的容易で、設計者が客観視することが可能な事項がある。その他に気流や照度、温度といったものも、最近ではコンピューターのシュミレーションによってある 程度の数値化・視覚化が可能になり、これも建築設計を客観的に行ううえで非常に有用である。以上のように、建築設計において人間の感覚によらない部分はあ る程度制度化し、設計者がクライアントとの間で数値を媒介としたコミュニケーションが可能になった。とくに現在では技術の発達も進み、オフィスなどでは建 築空間を電子制御により常に設定した環境に保つことが可能になっていることからも明らかである。 このような観点から考えると、現代建築はモダニズム以降地域差が少なくなっているように考え...

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