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現代建築レビュー3月号

B4の池田です。2021年6月29日に実施しました新建築2021年3月号の現代建築レビューを投稿します。 田中(司会):3月号で気になった建築を教えてください。 赤城:リバーホールディングス本社 環境の取り込み方を自分の設計に活かせそうだと感じた。 池田:東京大学総合図書館改修工事 トップライトを付加するという小さな操作で、内部空間が魅力的になっている。 柚木:杉並区立中央図書館全面改修 改修後はWi-Fiが外にも届くなど、オープンにする操作が新しくて良い。 吉村:垂井町役場 大きな吹き抜けだが、天井よりも低い木を配置することでスケール感を抑えている。 柳井:旧富岡製糸場西置繭所保存整備事業 照明計画が多様。保存継承と活用というリノベーションの新しい答えを実現している。 増永:IYO夢みらい館 伊予市文化交流センター 街の中核となるべき建...

現代建築レビュー2月号

B4の早川です。2021年6月15日に実施しました新建築2021年3月号の現代建築レビューを投稿します。 川上(司会):二月号で気になった建築を教えてください。 早川:Hotel Siroは本来中廊下型形式もホテルのプランを外廊下形式にしており、都市に対して個室が開かれたホテルは珍しく興味深かった。また、このプランに至るには敷地面積、形状の要請が関係していると感じた。 柚木:次世代の集合住宅は持続可能な運用方法として老人ホームやシェアハウスへ転用しやすい平面計画が考えられており、今後は再生や転用を考えた平面構成が大事だと感じた。 藤井:リノア北赤羽は日常生活の延長線上、趣味や勉強ができる空間がコモンスペースとなっていて、自分の家の中でもシェアしやすく、地域の人とも関われる空間が魅力的でした。 柳井:大阪ガス実験住宅では内部で土間を持ち込み海外のようになってお...

現代建築レビュー1月号

B4の志藤です。2021年5月18日に実施しました、新建築1月号の現代建築レビューを投稿致します。 寺島(司会):一月号で気になった建築を教えてください。 藤井:私はHisaya-odori Parkが気になりました。実際に近くに住んでいたこともあり、最初は誰も利用していなかったが、できてから人が集まるようになったのを感じました。空間の作り方によって、同じ公園なのに利用者が変わって面白いなと感じました。 池田:私は名古屋テレビ塔が気になりました。3ページ目の一本柱がむき出しなことで塔の中で宿泊していることを認識でき、付加価値の大きさを感じました。東京タワーと比べて、滞在の仕方が変わっているのが画期的だと思いました。 赤城:全体的に建物の内部と外部のつながりを強く感じました。なかなか行けない中でも想像しやすかったです。私はみずほ丸の内タワーがお気に入りです。...

koyart ①プロジェクト発足

koyart ①プロジェクト発足

M1鈴木です。このたび、研究室では「koyart」という展示プロジェクトに参加することとなりました。このプロジェクトを進行していくにあたり、こちらで報告していきたいと思います。 koyartとは? 「koyart」(コヤート)とは、無人野菜販売所としての小屋の製作、展示を通して、社会課題への取り組みやネットワークの形成を行っていくものです。 小屋とアートを重ね合わせた造語です。空間やアート、サイエンスを表現する各団体が、主に野菜の販売小屋をテーマにして社会課題に実践的に取り組む「小さな実例」となる作品を通じ、参加団体の活動をご紹介致します。活動を通じて、新鮮な野菜を求め、のんびり、ゆっくり未来を眺めるため近隣や遠方から来られる方と地域のコミュニケーションが広がることを目指します。koyartには大きな目標があります。それは、繰り返すkoyartのプレゼンテーションを通じ...

藤井厚二の一連の実験住宅の変遷過程 ―通風計画に着目して―

藤井厚二の一連の実験住宅の変遷過程 ―通風計画に着目して―

B4の間宮です。2020年度春学期に取り組んだ研究内容について発表いたします。 第一章 序論 1-1 研究の背景 現在地球環境問題が表面化し、自然エネルギーを利用した環境住宅が見直されている。この環境住宅を手掛けた設計者の先駆けともいえるのが藤井厚二である。藤井は生涯5回に渡って自邸をつくり、自らが住む生活実験を行うことで日本の気候風土に適した住宅を模索した。 1-2 研究の位置付けと目的 藤井厚二の実験住宅に関する研究には、伊藤帆奈美、橋本剛らによる聴竹居の気温と風速の実測調査や、実験住宅の変遷を通風の観点から考察した研究が存在する。しかし、藤井がそれぞれの実験住宅で何に挑戦し、何が障害になったのか具体的に研究したものは見当たらない。そこで本研究は藤井の5棟の実験住宅を対象にCFD解析を用いて通風の観点から分析することで、各実験住宅における藤井の挑戦と失敗...

首都圏の市街地における都市空間のゆがみに関する研究-時間地図による分析-

首都圏の市街地における都市空間のゆがみに関する研究-時間地図による分析-

M2の氏家です。修士論文の概要を掲載いたします。 序.研究の概要 0.1研究の背景 街を歩いていると、近くなのに遠い場所、近くに見えるのになかなかたどり着けない場所に遭遇することはないだろうか。例えば道路の向こう側に渡りたいが横断歩道が近くになく、遠回りせざるを得ない経験は誰しもあるだろう。こうした距離感の錯誤や遠回りは、都市生活者に対し、空間のゆがみを感じさせる。遠回りさせられることは不便ではあるが、ここに都市のパラドックスのような面白さがある。一方で、本来は遠回りさせられるはずの場所に近道が存在していることで、近く感じる経験をしたことはないだろうか。例えば、赤坂駅から三分坂周辺に向かうには、TBS本社側に迂回するか、赤坂五丁目交番側に迂回するかの2つの経路がある。しかし、一ツ木公園の中の階段を使えば、ショートカットできるのである。このような場所は都市に無数に存在し、都市空間の認知をゆが...

現代建築レビュー8月号

B4の林です。2019年9月23日に実施しました新建築8月号の現代建築レビューを投稿致します。   島田さん:今月号で気になった建築をあげてください。 大澤:僕は、The Hillです。スーパーマーケットと集合住宅の複合施設で従来のスーパーマーケットは屋上を上手く利用できていないが、上に集合住宅とする計画や敷地に対する配置や道の取り方が良いと感じました。 佐坂:僕は、15 Roomsです。一部屋が7平方程度だが、中央の共有部分に4辺が接続されていて縦に3層ほどつながっている。角度を振って生じる部分をバルコニーとして外部とつながっていたりベクトルをいろんな方向に向けていて都市の散漫さが出ていて面白いと思いました。 建入:僕は、つながるテラスです。このような職住近接型のような自分の職としている空間と住居が一体となっていることで同じような意識を持ったひとが住みコミュニティの形成のしやす...

ジェフリー・バワの建築設計手法 ~自然通風と空間構成に着目して~

B4福井です。2019年度春学期に取り組んだ研究内容について発表いたします。 0-1 研究背景 本論文は21世紀の建築の時代における転換に大きな役割を果たしたスリランカ出身である、建築家ジェフリー・バワの設計作品から、彼が語る建築の時代と高温多湿な熱帯での自然通風を考慮した設計手法を解明することで思想が有する意義 と展開の可能性を示す。 0-2 研究目的 本論文では、湿度や気温が非常に高い地域の自然通風と空 間のつながりをジェフリーバワの設計した作品を風環境を評 価することで建築空間と自然との境界を規定している空間構 造を解明する。また彼の作品が何らかの変遷を遂げて設計論 が集積されていく過程を代表作品を歴史的に辿ることから分 析、考察を行う。 環境評価については近年発達を遂げたコンピューターによ るCFD解析を用いて風の挙動を可視化し、熱帯の建築と環境 の合理的な関係性を提案した思想か...

オフィスビルから宿泊施設への用途変更に関する研究

オフィスビルから宿泊施設への用途変更に関する研究

修士2年の島田です。研究の途中経過を投稿致します。 序章 研究の概要 0.1研究の背景 大都市圏を中心に、ホテルの開発計画が相次いで浮上している。その背景には訪日外国人数の増加があり、日本政府観光局の目標値によると2020年の訪日外客数4,000万人に達する。その影響により、東京のホテルのマーケットでは2016年時点の既存ストックの31%である約3万室の客室が供給されても3,500室程度不足すると推計される。2017年から2020年までに供給される客室数は既存ストックに対し38%、都市別では、東京は31%、大阪は42%、京都は 最も多い57%に相当する供給が見込まれている   最近では、オフィスビルを都市型ホテルに転換する事例が、都心部を中心に急増している。しかし、森トラストの発表によると、東京23区におけるʼ18年の大規模オフィスビル供給量は147万m2となり、過去20年間で4...

ショッピングモールにおける形態の変遷に関する研究-1950年から2018年までの世界各地のショッピングモールを対象として-

修士2年の日野原です。研究の途中経過を投稿いたします。 序章 研究概要 0.1 研究の背景 近年、ショッピングモールは衰退していると言われることが多いが、アジアや中東、ヨーロッパなどでは発展し続けている。アメリカ合衆国で発祥したショッピングモールと現在のショッピングモールを比較すると、ショッピングモールは多様な「形態・装飾・用途」に発展している。また、レム・コールハースらは、建築空間としてショッピングモールに焦点を当て、ショッピングモールの発展プロセスに関する研究を行っている。レム・コールハースはショッピングモールを均一な空間であると言い、ジャンクスペースの一例であると言う。しかし、現在のショッピングモールは複雑で多様な空間が広がる。内部と外部と切り離されたテーマパークのような空間が広がる点やモール空間は迷路のような空間が広がる点を挙げる。一方、ショッピングモールは建築空間の研究対象として...

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