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現代建築レビュー4月号

B4の大澤です。2019年6月4日に実施しました新建築4月号の「現代建築レビュー」の模様を報告致します。 氏家(司会):今月号で気になった建築をあげてください。 福井:僕は、偶然の船です。家具が人間の身体感覚から寸法を決められ、オフィスの空間に場所性を生み出すのが面白いと思いました。 佐坂:僕は、ICIラボです。平面を見た時、RC断面と木造の断面が対照的に描かれていて、空間として気になりました。 建入:僕は、面白法人カヤック社屋です。オフィス的外観と中の木の架構の差を、スケールの操作で落とし込めていて面白いと思いました。 森本:僕は、Arup東京新オフィスです。フリーアドレスが散りばめられ、デジタル技術の導入も今までにないものだと思いました。 川上:私は、HandiLaboです。単純な構法でも心地よいリズムを持つ温かみのある空間が生まれてて面白いと思いました。 皆川:私は、偶然の船です。家...

現代建築レビュー3月号

B4の川上です。2019年4月25日に実施しました新建築3月号の現代建築レビューを投稿致します。   大河内(司会):今月号はリノベ特集でしたね。では皆さん気になった作品をひとつ挙げていきましょう。 建入:僕が気になったのは旧山口萬吉邸です。歴史的建造物としての保存にかかる相続税を考慮しリノベされた経緯が面白いと感じました。また、オフィスの設備とレトロ感の融合が良いと思いました。 森本:一番良いと思ったのは、西陣産業創造曾館です。木造であることを視認できるように構造的に補強をしている点や混構造を理解して設計が検討されている点が面白いと思いました。 林:僕はシカゴのギャラリーです。階段の向きが効いていて、新しいRCとレンガが向き合っている様子が良いと思いました。この敷地だからこそできた建築という感じがしました。 石渡:私もシカゴのギャラリーが良いと思いました。新旧の対立、レンガの凹...

梅田吸気塔再生計画

梅田吸気塔再生計画

  ■背景 梅田駅周辺にはたくさんの建物が建っている。また、地下には日本有数の大きさを持つ大阪・梅田の地下街が存在する。地上部分と地下街は分かれて存在しており、双方の関わりはあまりない。 本計画では、地上と地下をつなぎ、地上部分と地下街との関わりを生み、ただ通り歩くところに滞在できるようになるなどの新しいアクティビティを誘発する。大阪・梅田の都市を再編することを目指す。 ■敷地 計画敷地は大阪府大阪市北区曾根崎2丁目16。この場所には、三つの幹線道路に囲まれた三角地帯がある。ここには横断歩道や歩道橋がないため、一般の人は立ち入ることができない。都市から独立した空間である。 この場所には、その下にある「ホワイティうめだ」という地下街に空気を送る吸気塔が建っている。この吸気塔は、ステンレス版で囲まれた不思議なオブジェのようなものであり、これは、昭和38年(1963年)に建築家・村野...

コンセプトシェアハウスの実態と交流の仕組みに関する研究—空間構成・立地・運営に着目して—

コンセプトシェアハウスの実態と交流の仕組みに関する研究—空間構成・立地・運営に着目して—

修士2年の大滝です。修士論文の概要を掲載します。   ■研究の背景 2000年頃から増加を続けるシェアハウス(以下、SH)(図1)の多様化が進んでいる。経済性を重んじるSHの対立項として、性質の似た居住者を集め、コミュニティを活発にする「コンセプトシェアハウス」(以下、CSH)が登場した。この施設は、趣味、嗜好、性別、国籍などの共通点をもとに入居者を募り、カテゴリーの似た人間同士でシェア生活を営むものである。 コンセプトには「クリエイターが集う」ものや、「外国人と同居してコミュニケーションを図る」ものなど、多様なもの見られる。また、コンセプトが変われば、建築にも機能の付加や、空間の接続の変化などの違いが生じるように思われるが、交流を生むための空間的な工夫が見られないものが散見される。 このような現状を踏まえ、CSHの事例の交流を生むための空間的な工夫をつぶさに分析することで日本の...

Roof Top City ―メガストラクチャーがつくる空中都市―

Roof Top City ―メガストラクチャーがつくる空中都市―

1.背景 ペンシルビルが多く並ぶ場所は、土地が細分化されているため地権者がそれぞれに存在し、大規模な開発が困難になっている。そのため、そのような地域では陣取りをしていくかのように中規模な開発が行われ、残ったペンシルビルは開発から取り残されてしまう。しかし、残ったペンシルビルを取り壊して立て直すことに私は寂しさを感じる。ペンシルビルに入る店舗には昔ながらのものが多く、そこには常連客などが集う。また、土地が細分化されていて路地が生まれるため、ペンシルビルのある場所には独特の空間やコミュニティーが形成され、その場所の魅力となっているからである。 2.提案 現段階では先述した地権者の問題により、既存建物を一気に開発させるのは難しいと考えられる。そこで仮設的な開発をして利益を生み出すことを提案する。地権者から上空権を買い取り、既存建物とは干渉しない形で上空部に建築物をつくり、上空部での利益の一部は...

Shunojutaku シェルフユニットで編成する集合住宅

Shunojutaku シェルフユニットで編成する集合住宅

              01.一人暮らしにとっての「イエ」とは何か 一人暮らしの人にとって「イエ」とな何なのか。家族と団欒する場ではない。現況、他者と積極的に交流する場になっているとも言い難い。学生であったら授業やゼミ活動、バイトで自宅に帰って来るのは夜遅く、また、社会人であれば仕事の出張などで家に滞在している時間が多いとは言えない。では、ホテルではなくそれぞれがお金を払って部屋を持つ理由はどこにあるのか。私は自分の所有物を誰からも侵されることなく、安心して保持できることが最も重要なことだと考え収納=シェルフを中心に集合住宅を設計することを考えた。                 02.敷地 敷地は豊島区の池袋駅から徒歩で10分ほどの...

繊木を編む 間伐材を用いた林業×ツーリズムによる新たな産業の構築

繊木を編む 間伐材を用いた林業×ツーリズムによる新たな産業の構築

  01 背景-私たちと木材の関係性 現代において、木材は様々な形のプロダクトとして私たちの身の回りに幅広く展開されている。しかしそれらは、その形態にまで加工されてきた背景を持ちながらもその背景はなかったかのようにディスプレイされる。私たちにとって木材の加工プロセスはブラックボックスであり、私たちは長い加工プロセスの末端を享受しているだけに過ぎない。 ブラックボックス化された加工プロセスに対し、新たにそのプロセスの中に一般の人々の活動の場を埋め込みながら林業の現場を可視化させていくことで、人々と林業の新たな関係性を描き出す。   02 敷地-静岡県川根本町 この町は昔から大井川を中心とした林業によって栄えていたが、現在人口減少や高齢化による町の衰退とともに、林業も衰退の一途をたどっている。川根本町では山から切り出した木材を直接川に流し、川の流れを利用して木を運搬する「...

「団塊の世代」という言葉があるように、建物にも同じ現象が起きている。都市近郊のニュータウンなどにある団地もそうだが、1970年代~90年代に地方や山間部にリゾート建設ラッシュと同時に多数のリゾートマンションやホテルが建設された。現在は老朽化や廃墟化が問題となっているが、都市部のように再び若い世代を住まわせて活性化することはコンテクストにそぐわない。過疎地に建つ積層された箱に水耕栽培の植物工場を挿入し未来の農業の形としてコンバージョンを提案する。敷地は、かつてリゾートの象徴的存在であった苗場で、土地の自然のポテンシャルをフルに活用しながら観光農場・道の駅・住居併設し、サスティナブルな改修を行う。既存の長細いボリュームに対して縦方向の構造壁はなるべく残し、抜いた箇所を補う形で構造的な補強を施した。結果的に1つの建物、または群の中で第1次~第3次産業が共存する自給自足的な構図を描きたいと考えて...

満ち引きする空間-干潟に建つサイトスペシフィックな博物館-

満ち引きする空間-干潟に建つサイトスペシフィックな博物館-

■背景 戦後の日本国内では電力供給や利水を目的として多数のダムが建設された。日本各地に建設されたダムは建設前後の時期はその機能ばかりに注目が集まったが、年月が経つにつれて建設の弊害が明らかになった。山や河川を切り開いてつくったダムは周囲の自然環境に多大な影響を与えただけではなく、ダムによる二次的な水害が発生した地域もある。さらに、過疎化が進む地方都市近辺におけるダムは電力供給の機能がもはや必要ではなくなる場合や、ダムがもたらす環境変化が地域の一次産業に大きな影響を与え、経済発展の妨げになっている場合が見受けられる。人口減少や産業の変化により、小規模のダムが持つデメリットは無視できないものとなっている。 2018年に熊本県球磨川上流に位置する荒瀬ダムの撤去が完了し、日本で初のコンクリートダム撤去の事例として注目が集まっている。この事例を機にダムの撤去への関心が国内で高まっている。 ■設計趣旨...

B4・笹原淳平君がJIA神奈川学生卒業設計コンクール「金賞」を受賞!

B4・笹原淳平君がJIA神奈川学生卒業設計コンクール「金賞」を受賞!
2月24日(日),「神奈川卒業設計コンクール」(会場:馬車道駅コンコース)の公開審査が開催され,学部4年の笹原淳平さんが,見事「金賞」を受賞しました。同コンクールは,神奈川県内各大学の卒業設計優秀案を一同に展示し,公開審査を行い全国大会に推薦する作品を選出し表彰するものです。   <JIA神奈川学生卒業設計コンクール> 会期:2月21日~2月24日 会場:馬車道駅コンコース 審査委員長:木下康子(設計組織ADH) 審査委員 :遠藤克彦(株式会社遠藤克彦建築研究所) :仲 俊治(株式会社仲建築設計スタジオ) :原田麻魚(MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO)  

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